ダナンについて
- ダナン市について
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ダナン市はベトナム国5つの中央直轄市のひとつであり、ベトナム中部の社会的経済的中心地です。ホーチミン市やハノイ市へは飛行機で1時間以内の位置にあり、ベトナム南北に展開する国道、鉄道、海路、空路すべてにおいて重要な物流ルートの交差する所に位置しています。
ダナン市は持続可能な都市開発に向けたアプローチを導入することで、100万人以上の人々と、全国で最も住みやすい都市として開発しています。そこは、若々しく、活気のある都市としてベトナム国内でも知られており、全長70kmのビーチなど、その豊かな自然と穏やかな人柄から住みたい街としても有名です。
- ベトナム中部人材の特徴
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日本では「ベトナム人」と一括りにして話されることがほとんどですが、ベトナムは南北に長く、その距離は日本の本州とほぼ同じであるため、日本と同じようにその地域ごとに人間性も異なります。ベトナムでは首都ハノイがある北部、経済都市ホーチミンがある南部、そしてダナンのある中部と3つの地域に分けて語られることが多いです。
北部の人は、大人しく勤勉で真面目。恥ずかしがりやが多く、集団行動に向いていると言われる一方で、腹の中では何を考えているか分からないと言われることも。
南部の人は、人見知りをせず、おおらかですが、短気な人が多く、また愛想は良いけれど、いい加減な人が多いようです。
これらに対して中部の人は、穏やかで真面目、家族主義的な感覚を持ち、細かい仕事もやり遂げる我慢強さを持っており、ベトナム国内でも採用するなら中部の人材と言われるほどです。
- 採用活動における特徴
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ダナンでは通常、通年採用です。
大学は一般的に9月が卒業月となりますが、インターンシップの状況や先生の都合で、それが大幅にずれることは珍しくありません。
また、卒業後に一定期間の休暇をとってから就職活動を行う学生も珍しくありませんし、職歴欄にインターンシップでの実績を記載してくることも普通です。
募集方法は、ウェブサイトやSNSを活用したり、知人のツテを辿ってという方法が一般的です。
なお、ハノイやホーチミンほどではありませんが、キャリアアップのために転職することは多いですが、ジョブホッピングのように頻繁に転職を繰り返す人は少ないようです。
- ダナン大学について
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ダナン市には、大学と短大が25校あります。
その中で、ダナン大学はダナン市内の複数の単科大学(ダナン工科大学、ダナン師範短大等)が統合して1994年4月に設置された公立の地方総合大学です。
現在、ダナン大学は以下の7大学等によって構成されています。- ダナン工科大学(DANANG UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY):5年制
電熱・冷凍テクノロジー学部、情報技術学部、機械学部、交通機械学部、電気学部、電気通信学部、化学学部、建築学部、環境学部、プロジェクト管理学部、技術教育学部、道路土木学部、工業土木学部、灌漑・水力発電土木学部の14学部/1学年
約3,300名 - ダナン経済大学(DANANG UNIVERSITY OF ECONOMICS):4年制
会計学部、経営管理学部、マーケティング学部、旅行学部、国際経営学部、銀行学部、金融学部、統計‐IT学部、経営学部、貿易電子学部、政治経営学部、政治理論学部、法律学部の13学部/1学年
約2,800名 - ダナン教育大学(DANANG UNIVERSITY OF EDUCATION):4年制
数学部、情報技術学部、物理学部、化学学部、生物・環境学部、政治教育学部、文学部、歴史学部、地理学部、教育心理学部、小学校学部、幼稚教育学部の合計12学部/1学年
約2,200名 - ダナン外国語大学(UNIVERSITY OF FOREIGN LANGUAGE STUDIES):4年制
英語(教育)学部、英語専門学部、日本語・韓国語・タイ語学部、国際学部、フランス語学部、中国語学部、外国語教育学部、ロシア語学部の合計8学部/1学年
約1,100名 - ダナンIT教育大学(University of Technology and Education):4年制
機械学部、電気・電気通信学部、土木技術学部、科学・環境学部、教育・工業学部の合計5学部/1学年
約1,500名 - ダナン医薬学部大学(SCHOOL OF MEDICINE AND PHARMACY):4~6年制
医学部、療養学部、歯学部、薬学部(A、B)の合計5学部/1学年
250名 - ダナンIT短大(College of Information Technology):3年制
経済情報システム学部、情報技術学部の合計2学部/1学年
300名
- ダナン工科大学(DANANG UNIVERSITY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY):5年制