スマホひとつでタクシーが呼べる、ベトナムでは必須ともいえる「配車アプリ」。

 

便利なサービスですが、ベトナムとひとくくりにしても、地域によってさまざまな会社があります。

 

今回は、ベトナム中部の町ダナンでよく使用されている配車アプリを２社ご紹介します。

ベトナムで配車アプリを使おうか悩んでいる人や、安心して使える配車アプリ会社はどれなのか知りたい方は是非参考にしてみてください。

 

トップ画像：UnsplashのNguyễn Hòaが撮影した写真   

 

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「配車アプリ」とはスマホのアプリから、一般の車、タクシー、バイクタクシーを呼べる配車サービスです。

ベトナムではこのサービスは非常に流通しており、外国人旅行者に限らず地元のベトナム人にも使用されています。

何といっても利便性が高く、初めに乗車地と下車地を設定することで価格が表示され、クレジットカードか現金の支払い方法が選べます。

地域によっても異なりますが、ダナンは渋滞もあまりない街ですので、場合によっては1分もしないで来てくれたり、待っても５分以内に来てくれることが一般的です。

 

タクシー配車アプリのメリット・デメリット

◎来てほしい時にすぐに車やバイクを配車できる

◎言語が不自由でも、アプリ操作ひとつですべて完結する

◎GPS付きでタクシーと自分の位置が地図上に表示されて確認できるほか、全ての情報はGrabの運営会社が確認できるようになっているため、ぼったくりはもちろん深刻な犯罪に巻き込まれるリスクは低い

◎運転手がもらえる料金は初めに決まっているので、わざと遠回りする運転手はいない

◎価格はアプリ上で明示されており、現金での支払いはもちろん、クレジットカードをアプリに紐付けでおけばネット決済することができるためお会計がスムーズ

 

△スマホの通信状態が必要

△アプリの登録には電話番号が必須(日本で登録までしておこう)

△片道30km(長距離)を超える走行は割高になりがち

△価格は時期や時間帯でも変動する

 

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Greenのロゴが特徴のGrab。バイクの場合は専用コスチュームがあるが車の場合は特にマークはない

 

Grabは2014年２月にベトナムでサービスを開始した配車サービスです。

Grabは、オンラインアプリケーションを介して輸送および交通・運輸サービスの提供を専門とし、シンガポールに本社を置き、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、ミャンマー、カンボジアなどの東南アジアの数カ国に子会社を置くグローバル企業。

 

ベトナムでは、現在Grabbike(バイクタクシー)、Grabcar(一般車／タクシー)、Grabfood(レストランやスーパーからのフードデリバリーサービス)、Grab Delivery(商品配送サービス)のサービスを提供しています。

 

ベトナム国内の対象地域はベトナム全63省・市のうち25省で、配車サービス会社としてはトップシェアを誇ります。

地域および時間帯や繁忙期によっても若干異なりますが、2024年1月時点でダナンの場合、最低乗車料金は車で約36,000VND、バイクは約15,000VNDとなっています。

 

サービスを使用するには、「Grab」の専用アプリのダウンロードとSMS認証を含む顔認証などの登録が必要です。

 

Grabの主な特徴

◎世界中は元より、ベトナム全土で使用されているため、車もバイクも捕まりやすく、入れておけば配車だけでなく食べ物やドリンクを注文したりと、オールマイティーに使用できる

△一般車とバイクタクシー(特にバイク)は車体を選べない

 

 

 

Greenの車体が特徴、バイクタクシーも同じカラーを採用。※大型車は別のカラーもあり。

 

Xanh SM Taxi (Green SM Taxi)は2023年にベトナムでサービスを開始したベトナム企業が立ち上げた電気自動車（EV）を使ったタクシーとバイクタクシーの配車サービスです。

その他、荷物の配達をしてくれるExpressサービスと、Grabでも以前行っていた時間と距離で運転手付きの車をチャーターできるCar rentalサービスも提供しています。

 

ベトナム最大の民間コングロマリットVingroupの創業者兼現取締役会長が設立したGMS会社（Công ty Cổ phần Di chuyển Xanh và Thông minhーグリーン＆スマート運輸株式会社）により提供されており、2023年4月にベトナム・ハノイではじめてサービスを開始してから急激にシェアを広げています。

 

対象地域は、2023年11月時点でベトナム全土63省・市のうち23省。

時間帯や繁忙期、また地域によって異なりますが、最低乗車料金は、車もバイクも12,000VND程度。

ただ距離に応じて値段は上がっていくのでGrabと値段競争をしているわけではありません。

サービスを使用するには、専用の「Taxi Xanh SM」アプリのダウンロードとSMS認証を含む登録が必要です。

 

Green SM Taxiの主な特徴

◎Green SM専用の電気自動車ならではのスムーズで静かな走行

△専用バイクは小さめなので、運転手との距離が物理的に近くなる。

またバイクの後ろに乗り慣れていないと座るスペースが小さいので通常のバイクに比べ安定感は低め。

 

 

 

 

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いかがだったでしょうか。

今回は2024年1月末時点で、ベトナム中部の町ダナンで使用できる配車アプリを２つご紹介しました。

 

悩んだ場合はまず、利用者数が現在の時点で圧倒的な数を誇るGrabの利用から始めるのがおすすめ！

電気自動車のGreen SM TaxiもGrabと同じ要領で使えますので是非トライしてみてください。

 

 

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