ベトナム航空やベトジェットは、機内でのモバイルバッテリーの使用および充電を禁止することを発表しました。

そのため、ベトナム旅行の際に注意すべきポイントをまとめました。

▶旅行前に知っておくべきこと
・モバイルバッテリーは預け荷物に入れない。
・飛行中は、航空機のUSBポートを使用してモバイルバッテリーを充電したり、モバイルバッテリー経由で電子機器を充電することはできない。
・モバイルバッテリーは手荷物から取り出し、常に目の届く場所に置く。

▶なぜこのルールができたのか？
2025年1月28日、韓国の格安航空会社エアプサンの航空機が、釜山の金海国際空港で香港への出発準備中に火災を起こしました。
この火災は、頭上の荷物収納棚に保管されていたモバイルバッテリーが原因とされています。
さらに、2025年3月21日には、杭州発香港行きの香港航空便（HX115便）の機内で、乗客のモバイルバッテリーが爆発し、上部の荷物収納棚から出火する事故が発生しました。

これらの事故を受け、ベトナム航空やベトジェットのほか、タイ国際航空、エアアジア、エアプサン、シンガポール航空、スクート、中国航空など、多くの航空会社が機内でのモバイルバッテリーの使用を禁止する措置を導入しています。

モバイルバッテリーに関する規制は今後さらに厳しくなる可能性があります。
飛行機に乗る前に、利用する航空会社の最新のルールを確認し、安全な旅行を心がけましょう。

参考記事：Vietnam Airlines JSC「リチウムイオン・バッテリー」、VIETJET AVIATION JOINT STOCK COMPANY「ベトジェット航空の飛行機にモバイルバッテリーは持ち込めますか？」