一年で最も大切な行事である「tet」の真っただ中であるベトナムです。

本日2月11日が、旧暦で2020年の最後の一日「大晦日」となり、ベトナムは新しい年を迎えます。

今回は絶対に覚えておきたいテトに飾る３つの植物をご紹介いたします。

日本でいう門松のように飾る色鮮やかな「植物」

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花、梅、桃、キンカン、菊、蘭、ひまわり、ブーゲンビリア、つつじ、マンリョウ、朝顔、ポインセチア、サルビア、グズマニア、盆栽など様々な縁起の良い色の草木や置物を飾りますが、伝統的でありかつ有名な３つの植物を今回はご紹介いたします。

梅・菊・キンカンのそれぞれの意味

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１．梅

南部では黄色梅のhoa mai（ホアマイ）、北部ではピンクの桃のhoa đào（ホアダオ）が栽培され、飾られます。

中部のダナンでは各地方から届けられた黄色と桃色どちらの梅の花も飾られます。

黄色の梅の花はいくつか種類があり細かくはそれぞれ意味が異なりますが黄色は富と幸運の希望の色として知られているため、縁起が良いとされています。

桃の花は、新年の幸運、健康、平和、幸福を象徴しており家族の繁栄を願うのにぴったりの花です。また悪霊と不運を追い払う色としても知られています。

２．菊

日本ではお供え物のイメージが強い菊ですが、ベトナムではお供え物、並びにテトのようなお祝い時にも飾られます。

菊の花は長寿、幸福の象徴として知られています。

また、黄色の花は黄色の梅の花と同じように富と幸運の希望の色として知られているため、縁起が良いとされています。

３．キンカン

キンカンは花ではありませんがテトにはその色やシルエットから好まれて飾られることの多い木です。テト前になると30cmほどの小ぶりなものから2m程度の大きなものまで幅広く販売されます。

キンカンの実は太陽や金貨の象徴として知られており、このことから黄色の実が多くついているのもの方が縁起が良いとされています。