ベトナムのナイトマーケットや観光地でお馴染みのフードカー(屋台)。

今回はそんなベトナム屋台でベトナム在住の日本人ミーが食した、絶対におすすめしないデザートをご紹介します。

見た目はいいけど、絶対にもう買わない商品がコレ

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絶対買わないと決めたのは「Smoke ice cream(スモークアイスクリーム)」と呼ばれるもの。

ホイアンで散策していたとき、暑さと好奇心からカラフルな色の「アイス」と書かれた商品に目が行きました。

屋台の文字には「Kem Khoi Han Quoc -Smoke ice cream-」、日本語で「韓国のけむりアイスクリーム」の看板があり、液体窒素アイスを連想させます。

蛍光色の直径５センチほどの球体がたくさん入っており、フルーツ系の味ではないかと勝手に想像してしまう鮮やかさ。

液体窒素の煙が涼し気で、冷たいものを欲している身体にピッタリだと感じて購入しました。

え！？アイスクリームじゃなくて○○○○！？

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何が違うって、そもそもアイスクリームではなかった！という衝撃の事実。

アイスクリームではなくてラクトアイスだった、というレベルではありません。

この球体の正体はなんとシリアル！

作り方は簡単、屋台手前に出ている丸いボール(シリアル)を液体窒素に潜らせ、取り出し、上にチョコレートソースをかけます。

シリアル自体は、トウモロコシをパウダー状にしたコーンミール、ひまわり油を丸め揚げて、着色料を付けて作られていると思われます。

液体窒素で確かに一瞬冷たいものの、「アイスクリーム」っていうか「冷たい」だけですよね、と思わず突っ込みたくなる商品。

さらに残念なことに、液体窒素に潜らせることで、表面が白くなり、カラフルな見た目は消え去ります。

参考：https://www.amazon.com/Nitrogen-Cereal-10-300g-pal...

日本にあるひな祭りのポン菓子から甘さを抜いたような感じで、軽い仕上りが特徴。

口に含むと煙は出ますがあまり冷たさはなく、舌にくっつき「サクッ」とした食感です。

お味は、チョコレートソースがかかっているものの、ほぼ無味なのですが、独特の着色料の味がします。

暑いホイアンを歩き回っていた私は、一口食べて言いようのない、「哀しさ」に襲われました。

１カップ40.000VND～50.000VND（200円～250円）ほどしたこの商品は残念ながらそのほとんどが私の口に入ることなく、短い生涯を終えました。

この商品に正しい名前を付けてあげて・・・

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全然アイスクリームの要素がないのに「韓国の煙アイスクリーム屋」と名乗ってしまうこの屋台、恐るべし！

また、ベトナム人は韓国トレンドが大好きなこともあり「韓国（韓流）」と書けばいいと思っている、という節も感じられますね。

アメリカや中国など世界各国で販売されているようですが、東南アジアでは「アイスクリーム」で通っているようです。

正しい名前を付けるとしたら…

白い息がでることをドラゴンに見立てたアメリカに習い、「Dragon Cereal Puff Balls (ドラゴンシリアルパフボール)」とかはどうでしょうか。

もう二度と見た目に騙されないぞ。そう誓ったベトナム屋台でした。

※本当にアイスクリームと液体窒素の組み合わせの商品もあるようですが、その場合断面はコロコロとしておらず、滑らかな表面をしているなど見た目はまるで違うのでお分かりになるかと思います。