シンチャオ！

手軽に食べられるものや本格的な食事などのフード系、歯磨きなどの小物から携帯の充電器などの日用品まで幅広くカバーする日本のコンビニ。

本日はベトナムのコンビニのVin mart+(ビンマートプラス)の変化についてのお話です。

ベトナムにもコンビニは結構ある！

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実はベトナムにも都市部を中心に日系、韓国系、ベトナム系とコンビニはたくさんあります。

特にベトナム資本のVin mart+(2021年6月りWin mart+に変更)は全国展開しており、地元の人たちの日々の生活の買い物の場として人気。

販売商品は野菜や果物、菓子類、洗剤などを主としたラインナップで、ミニスーパーのような立ち位置で全国に展開しています。

日系のファミマやサークルケーなどは、どちらかというと日本のコンビニスタイルを維持して展開中。

ダナンには進出していませんが、菓子パンやおにぎり、ホットスナックなど気軽に食べられる商品がおいてあり、その手軽さは忙しい都市部の人や簡単に食事を済ませたい人にうけています。

今回はダナンのコンビニの代表格ベトナムコンビニ大手Vin mart+(ビンマートプラス)と老舗カフェチェーン店のPhucLong(フックロン)がコラボした店舗をご紹介します。

テイクアウト専門カフェ付きのベトナムコンビニVinmart+

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コラボされている店舗はフックロンのステッカーが大きく張られている

＠154 Lê Đình Lý, Hòa Thuận Đông, Hải Châu, Đà Nẵng

日本でお馴染みのコンビニコーヒー。

Vin mart+の商品展開はほぼスーパーの縮小版で手軽に食べられるものと言えば菓子類ぐらいしかありませんから、もちろんコンビニコーヒーの販売はしていません。

ただ最近、ダナンの２店舗で、ベトナム老舗カフェチェーンのPhuc Longが併設されたVin mart+を発見！

Phuc Longはお茶とコーヒーの生産と販売を行っているベトナムのカフェチェーン店として有名で、若者からファミリー層まで幅広い人気を誇るブランドです。

コンビニの中にPhuc Long専用の売店が設置されている様子(スタッフはこの時4名もいました)

＠53 Phan Đăng Lưu, Hoà Cường Bắc, Hải Châu, Đà Nẵng店

実はVin mart+の経営を2021年引き継いだMasan group(マサングループ)は同年5月末にPhucLongの株を20％買収しており、Phuc LongとVin mart+(VinCommerce)は「PhucLongKiosk」を共同で開発することを合意。

コンビニで淹れたてのコーヒーやお茶を提供できるスタイルの導入への舵を切りました。*

今後2200店舗を超える店舗を持つVin mart+にPhuc Longのミニストアを統合したい考えで、コンビニ内のPhuc Longは同社が運営していることから品質も維持されるということです。*

*https://tuoitre.vn/phuc-long-va-vinmart-thuong-hie...

メニューは実店舗より少ないものの幅広く展開

どうなる？ベトナムのコンビニ！

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既にハノイ・ホーチミンの都市部で受け入れられている日系のコンビニ。

ただ地方には日系のコンビニは進出しておらず、ミニスーパーとしての役割が強いVin mart、もしくは韓国系のチェーン店が主流。

Vin martはPhuc Longの売店を店内に設けることにより、さらに幅広い消費者を取り入れ、より幅広いラインナップで、手軽に淹れたてコーヒーも買えるというスタイルをベトナム全土に取り入れ定着させることはできるのでしょうか。

ベトナムではカフェで友人たちとの時間を過ごしたり、と場所にお金を払っている傾向が強く見られます。

一方でローカルの露店ではスピード重視でバインミーやドリンクを購入することも多いです。

更にgrabfoodやShopeeFoodなどのフードデリバリーも盛んで、だれでもどこでもコーヒーやフルーツジュースなどのドリンクを手に入れることができます。

そんなベトナム文化の中で、コンビニに持ち帰りの有人のカフェを置くことはかなりチャレンジングな気もします。

今後マシンなどを投入し人件削減、スピード面にも力を入れていくことになれば、他との差別化がはっきりとされ、利便性や効率を重視した店舗へなっていくのではないでしょうか。

さいごに

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今回はコンビニ大手Vinmartと老舗カフェチェーン店のPhucLongがコラボした店舗をご紹介しました。

これからのベトナムのコンビニのあり方が大きく変わっていくかもしれないビジネススタイルに注目です！