【ベトナム】2022年7月~レッドインボイスから電子インボイスへ完全切り替え

シンチャオ、皆さんこんにちは。danang.style編集部です。
ベトナムでは、2022年7月より、領収書の取り扱い・処理方法が大きく変化します。
今回の記事では、紙のインボイスの使用が廃止され、電子インボイスへ移行となる「ベトナムの領収書システム」について簡単にご紹介します。
│適格請求書はレッドインボイスから電子インボイスへ
「電子インボイス(前:レッドインボイス)」とは、取引があったことを証明する、政府公認の適格請求書:インボイスのことを指します。
インボイスとは、領収書とは異なり、発行者と受領者の「名称」・「番号(税コード)」・「住所」、それに加えて「取引の日付」、「内訳」、「合計金額 」、「税率(VAT)」などが記載されるデータ・書類です。
特にベトナムにある会社が税務署に経費を計上する際に必要になるもので、少しでも不備などがあると、税法上で経費(損金)として認めらず会社が支払う税金が多くなってしまうことから、慎重に取り扱うべきものとして知られています。
ベトナムでは、長らくインボイスは紙の「レッドインボイス(: Hóa đơn đỏ)」が主流でしたが、2020年10月19日に発行された公文書「政令第123号/2020/ND-CP」により、2022年7月1日から全国で紙の領収証(レッドインボイス)の使用を終了し、2022年7月1日以降は「電子インボイス(:Hóa đơn điện tử)」のみの使用することが義務付けられました。
電子になることにより、発行する時点でオンラインで紐づけされるため、紙のレッドインボイスのように紛失や改ざんを防ぐごとができるメリットがあります。
※ただし、インボイス制度への対応するにあたり、会計システムが整っていない事業者には、2022年7月から最長12ヵ月の猶予があるとします。
│電子インボイスの発行の仕方
電子インボイスの発行は、紙のレッドインボイス発行時と変わらず、レストラン、ホテル、観光地など会社や法人がある場所であれば発行が可能です。
ただし個人事業主のような屋台、雑貨店、ロカール店などの小さいお店では発行ができません。
インボイスが欲しい時は、「会社名」、「税コード」、「住所」を発行する側に提示することで簡単に発行が可能。
すべてベトナム語での記入が義務付けられているため、外国人の方は特に注意が必要です。
インボイスの受け取り方法は主に2つで、「自分のメールアドレスへ送信」もしくは「電子インボイスを印刷したものを手渡し」での発行となります。
│電子インボイスは政府公式サイトで一括管理
電子インボイスは、政府が運営する「電子インボイスシステム」のウェブサイトで一括管理されており、事業主のインボイスの保管・管理・検索などが可能です。

さいごに
今回は7月から変わるベトナムの電子インボイス制度についてご紹介しました。
ベトナムで事業を行うにあたり「インボイス制度」について理解しておくことはとても重要です。
「会計に任せておけばいい」と他人事としてとらえるのではなく、会社の事業で経費を落とすことが少しでもある場合は、インボイス制度の詳細、記載事項などを今一度確認しておくことが大切です。
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