フエ|美しい現代美術館「Lebadang Memory Space(レバダンメモリースペース)」へ行こう

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シンチャオ!ダナン情報を発信するダナンスタイル編集部のミーです。

 

今回はダナン市から車で約2時間北上したところにあるベトナム最後の王朝があった歴史的観光都市として人気の「フエ市」にある観光スポットをご紹介。

 

フエへ行ったら是非訪れたい「Lebadang Memory Space(レバダンメモリースペース)」についてご紹介します。

TOP写真:レバダンメモリースペース提供

 

 

 

\フエの新しい観光地として注目度上昇中/

ベトナム出身の画家レ・バダンのアートを楽しむ「レバダンメモリースペース」


 

 

│ベトナムが生んだ画家Lê Bá Đảng

Lê Bá Đảng:レバダン(1921年~2015年)はベトナム北中部クアンチ省Bich La村に生を受け、1980年にフランスへ帰化した芸術家です。

作風は様々で、絵画(油絵、水彩、水墨画)、版画、リトグラフ、彫刻、コラージュなど様々な技法で多くの作品を生み出したことで知られています。

 

18歳の頃に渡仏。フランスのエコール・デ・ボザール(パリ国立高等美術学校)で学んだ後、30歳でパリにて初の個展を開催。

それを皮切りにフランスだけでなくドイツ、日本、イギリス、ベトナム、アメリカ、インドなど世界各地で個展を開催。

特に日本では1987年、1988年、1990年にいくつかの展覧会を東京、大阪、京都などの複数の都市で開催しており、日本との繋がりも伺えます。

 

Lê Bá Đảngは、フランスでの生活が長かったものの、故郷ベトナムの心を忘れずに彼のアイデンティティや彼が生きた時代を反映した作品を多く残しました。

 

日本では「ルバダン」と表記されることが多いですが、本記事ではベトナム発音で記載の「レバダン」を使用します。

 

 

│フエ郊外にある美しい自然に囲まれた美術館

写真(上):レバダンメモリースペース提供

 

フエの「レバダンメモリースペース」は、生前レバダンと制作活動を共にしていたベトナム人女性やレバダンの妻を主体として設立されたフエ初の現代美術館です。

2019年4月21日に開館、コロナで一時休業していましたが2022年より本格的にオープンしています。

 

市内中心地から車で約30分、田園も広がる自然に囲まれた土地に、16,000㎡を超える広々としたスペースを設け、庭園、美術館(地上、地下)、カフェ、お土産屋さんを設けています。

 

 

│西洋と東洋二つのアイデンティティが反映された作品・自然との調和したアートが特徴

作品イメージ:フエレバダン美術館(メモリースペースの写真ではありません)

 

フエのメモリースペースでは約300の作品を貯蔵。

 

猫、馬、目、ベトナムの人々や風景を描くなど作品は多岐にわたり見ごたえがあり、絵画や彫刻以外にもアクセサリー制作もしているなど技法はもちろん生涯を通してアイディアで溢れた人であったことが伺える作品を楽しめます。

 

特にレバダンの生前中に亡くなってしまった最愛の息子への弔いに作成したステンレスの銅の人型のモチーフは、その後の作品にも大きな影響を与えることとなった深い愛を感じるレバダンのシンボリックな作品の一つです。

 

 

美しい敷地内で堪能するレバダンのアート作品


ミュージアムがあるスペースには、白い大きな展示棟と、隣接する形で地下の展示棟2つの展示ブースが用意されています。

美術館を囲む庭園にもレバダンの作品が随所に展示されており、メモリースペース全体でアート作品をお楽しみいただけます。

 

 

 

│ガーデンスペース

入口ゲートから数分平地となだらかな丘からなる庭園では様々な草木花と、レバダンの作品をお楽しみいただけます。

 

 

│メインの展示スペース

メインフロアはワンフロアの白を基調としたスペース。

定期的に作品の入れ替えも行っているようで訪れる時期によって楽しめる作品が異なります♪

写真(上下):レバダンメモリースペース提供

 

 

│メイン展示室の屋上

屋上スペースには、リフレクションの作品が多くあります。

これらの作品は人がモチーフになっており、鏡に反射する空、森などの移り変わる自然と人が一体となったアートを楽しめます。

写真(下):レバダンメモリースペース提供

 

 

│地下の展示ブース

地下の展示ブースには、レバダンのドキュメンタリー映像や、生涯の時系列をメインとしたスペースになっており、レバダンについてより深く知るにはこのスペースは欠かせません。

写真(下):レバダンメモリースペース提供

 

 

お土産屋さんやカフェも併設


併設されているブティックではここでしか購入できないアート作品や作品集もあるので、是非お立ち寄りください。

屋内とテラス席を設けたカフェもあるので、休憩もしていただけます。

 

 

レバダンの息吹を感じるレバダンメモリースペース


レバダンについて無知のままこちらの美術館を訪れた筆者ですが、メモリースペースのゲートに足を踏み入れた瞬間にはすっかり心を掴まれて、帰るころにはすっかり彼の作品と彼の思い描く世界の虜になっていました。

 

入場料がベトナムにしては高いのでは?と感じている方も、アート好きであれば是非一度足を運んでみてほしいです。

またフエ市内にあるもう一つのレバダンミュージアムと合わせて訪れることでより深くレバダンのアートの深み知ることができるでしょう。

 

今回はレバダンの息吹を感じる「Lebadang Memory Space(レバダンメモリースペース)」をご紹介いたしました。

みなさまが印象深い素敵な作品に出合える機会のきっかけに、この記事が少しでもお役にたてればうれしいです。

 

 

 

Lebadang Memory Space

(レバダンメモリースペース)

住所:Kim Son Hamlet, Thuy Bang Commune, Hue, Vietnam

入場料:12USD/269,000VND

営業時間:08:00~12:00&14:00~18:00(月定休日)

公式ホームページ:https://lebadangmemoryspace.com/

Facebook:https://www.facebook.com/lebadangmemoryspace

※アートスペース内は写真撮影が禁止されています。

 

【その他周辺情報】

・周辺はタクシーが多いエリアではないため、ドライバーさんには待っていていただくのをおすすめします。

 

・ローカルのカフェや商店は徒歩10分以内に数件ありますが静かなベトナムの田舎エリアです。

周辺にある世界遺産「カイディン亭廟」、「ミンマン亭廟」、「ザーロン帝廟」などと合わせての観光もおすすめです。

 

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