【2020年最新版】ベトナム・ダナンの旧正月(テト)の様子とイベント情報
近年、ダナンから日本の直行便も増え、人気が高まっているベトナム中部のリゾート地ダナン。
そんなダナンが年間の中でも特に様子が変化する時期が旧正月、テトの時期です。
日本と同じように新年を迎えるために家族と過ごし、盛大にお祝いをします。
今回はベトナム中部の町ダナンの旧正月(テト)の様子とイベント情報をまとめました。
テト(旧正月)はベトナムで一番長い長期休み
テトとは旧正月のことで、ベトナムの一年の中でも一番大きな長期休暇期間になります。
元々ベトナムでは祝日が少なく、日本の国民の休日が18日あるのに対して、ベトナムはテト(毎年変化するが大体7日間の休み)を除くと5日間の祝祭日しかありません。
ゆっくり新年を家族と過ごすのが恒例となっている国民にとって大切な祝日です。
旧暦での暦になるので、毎年西暦で考えると日づけが変化します。
2020年のベトナムの旧正月テトは、西暦の1月24日(金)が大晦日、1月25日(土)が元旦にあたります。
旧暦の大晦日である12月30日から一週間程度の休暇が通常です。
2020年の今年の政府が発表したテト休暇は西暦の1月23日(木)から1月29日(水)になります。
テトは家族と一緒に過ごすのが一般的
政府が決めたテトの期間はあくまで政府関連の休みになるため、一般の企業やお店、レストランはその前後で自由に日にちを設定し休暇を取ります。
このテトの期間は地元に帰省し、家族と一緒に過ごしたり、家族で旅行をしたり、とにかく家族で過ごすことが一般的となっています。
その為、町は普段とは一変し、人通りも少なくなり、一部お店ではテト特別料金で何パーセントか上乗せされることが多いです。
観光地であるホイアンやダナンの一部観光地ではお店も通常通り営業していますが、ローカルのお店はほとんど閉まっていることがほとんどです。
テトの発音はTết
ベトナム語で旧正月はテトですが、ベトナム人に「I'm going back to Japan duaring TET(テト)」
と話したところ”ちんぷんかんぷん”という反応。
最終的に「TET(ティーイーティー)」とか「New Year holiday」と説明し、意味は通じたのですが
「(日本語の)テトの発音では全く伝わらないよ」と一刀両断されました。
というのもベトナム語には日本にはない声調や発音があり、全く違うためです。
ベトナム語でテトはTếtと記載、発音します。
本当のベトナム語の発音は「テッ」に近く「テト」と発音しても日本語を勉強していないベトナム人の方には通じません。
日本人が発音するときは、英語の発音を意識して「tet」(テット)、と最後のTの発音はほぼしないように発音するのがコツになります。
テト前にはテトをお祝いする飾りものが町に溢れる
町のおもちゃ屋さんでは季節ものの販売が盛んです。
お土産としても購入できそうなストラップもあります。
ベトナムのお正月でも日本と同じようにお年玉を大人から子どもに渡す習慣があるためポチ袋も販売されます。
(26 Phan Châu Trinh, Hải Châu 1, Hải Châu, Đà Nẵng 辺りのお店にて)
テト期間の伝統と習慣
ベトナムの旧正月期間にはお花を飾るという習慣があります。
日本は家の前に門松を一対、両脇に2つ飾る習慣がありますがそれと同じように、扉の両脇にお花を飾ります。
テトならではの食べ物、習慣もあるので写真と共にご紹介します。
黄色のお花、MAIがテトの花として知られています。
テトでも一番象徴的な花なので飾りでも黄色のMAIの花をよく見まけます。
(ダナン市内ベトナム人宅の庭にて)
黄色のMAIが一番多い種類ですが、白のMAIや桃の花もテトの代表的なお花の1つ
桃の花は北部の気候でしか育たないためハノイから持ってきたといいます。
(クアンナムのベトナム人宅にて)
お花やキンカンを自宅の前や中に飾るのが伝統。ダナンの路上でも一週間前ほどからキンカンが大量に販売されます。
上記で紹介した花を自宅に飾ったり、キンカンを飾る家もあり、実態は様々です。
(フエのベトナム人宅にて)
上記でご紹介した花や家に飾る花は花市場で購入されることがほとんどです。
ダナンでは、テトの一週間前になるとテト用の花市場が町の広場や道に出現します。
販売されている花は多様で、縁起の良い色や縁起のいい花が飾られます。
(ex.MAIの花、梅、キンカン、菊、蘭、ブーゲンビリア、つつじ、マンリョウ、朝顔、ポインセチア、サルビア、グズマニア、盆栽等)
(ダナン市内の9月2日記念公園にて)
お花以外に立派なお供え物をしている自宅もあります。
(ダナンのベトナム人宅にて)
テトの伝統的な料理Bánh Chưng(バインチュン)を作っている様子
(ダナンのベトナム人宅にて)
年が明けたらお寺に行くのも恒例行事です。
日本の三が日に初詣にいくようにベトナムも旧暦の1月1日から3日の間に多くの人が訪れます。
2020年テト期間のダナン市で行われる2つのイベント
毎年ダナンではお花が飾られるイベントと大晦日に花火が上がるイベントが行われます。
2つの詳しい内容をご紹介している記事は以下からご覧いただけます。
・https://danang.style/tourism/243
フワラーイベント
日時:2020年1月24日~29日とその前後期間
場所:ダナン市内バクダン通り
写真提供:ベトナム人フォトグラファー
情報ソース:https://danang-shopping.com/vi/su-kien-da-nang-ke-...
大晦日に行われる花火大会
日時:西暦2020年1月24日(旧暦12月30日大晦日)深夜12時から15分程度
場所1:Cầu Nguyễn Văn Trỗi, Bắc Mỹ Phú, Sơn Trà, Đà Nẵng
場所2:Quốc Lộ 14B, Thôn Dương Lâm 1, Xã Hòa Phong, Huyện Hoa Vàng, Hoà Phong, Hòa Vang, Đà Nẵng
場所3:168 Nguyễn Sinh Sắc, Hoà Minh, Liên Chiểu, Đà Nẵng
写真提供:ベトナム人フォトグラファー
テト期間にオープンしている観光地とレストラン
テト期間は日本のお正月のようにほとんどのお店が閉まるか短縮営業を行います。
実家に帰省し家族と過ごすことが一般的な為、町は普段より静かな街並みになります。
一方で観光地の周辺は普段通り営業しているケースが多いです。
以下に2020年のテト期間にオープンしているお店や観光地をまとめましたのでご参照ください。
観光地はほとんどの場所が通常営業
ホイアン、バーナヒルズ、市内の美術館などが営業しています。
テト期間にも営業しているダナン市内の美術館は以下の記事をご参照下さい。
お店は特に大晦日と元日の1月24日と25日は閉まる所が多い
通常営業を行っているお店の詳しい情報は以下の記事からご参照下さい
●【ダナン】2020年テト(旧正月)期間・レストランの営業状況
最後に
今回はダナンの旧正月(テト)の様子、過ごし方、イベント情報を盛りだくさんでご紹介いたしました。
テト前の一週間前からは本格的にテトの雰囲気を味わうことができます。
テト前、テト期間でもダナン旅行をお楽しみいただけるといいなと思っております。
▶2020年1月23日(木)から1月29日(水)にご旅行する方は以下の記事も是非ご覧ください。
テト期間のレストラン情報>>>・【ダナン】2020年テト(旧正月)期間・レストランの営業状況
ダナンのテト期間の様子が知りたい方は>>>・【2020年最新版】ベトナム・ダナンの旧正月(テト)の様子とイベント情報 (本記事)
テト期間のイベント情報が知りたい方は>>>・【2020年最新版】テト期間にダナンで行われる花火とフラワーフェスティバル情報
テト期間に出現する花市場については>>>【花で溢れる旧正月】テト休暇前に町に出現する花市場inダナン
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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。