外国人観光客が激減した3月下旬のホイアン・新型コロナウイルスの影響をうけて


Xin chào!こんにちは

ダナン在住日本人My(ミー)と、ベトナム人のPhuong(フォン)です。


今日は、ダナンから車で3、40分のところに位置している世界遺産ホイアンへ3月20日(金曜日)午後に行ってきた様子をお伝えしていきたいなと思います。





現時点コロナに対する政策とその動向(一部)



・2月5日から中国の31の省と都市にに居住している外国人はベトナムに入国不可に

参照:https://lanhsuvietnam.gov.vn/Lists/BaiViet/B%C3%A0i%20vi%E1%BA%BFt/DispForm.aspx?List=dc7c7d75%2D6a32%2D4215%2Dafeb%2D47d4bee70eee&ID=1007&Source=%2FLists%2FBaiViet%2FDispForm%2Easpx%3FID%3D1007


・3月7日から入国する際にはオンラインでできる医療申告を義務付け

参照:https://lanhsuvietnam.gov.vn/Lists/BaiViet/B%C3%A0i%20vi%E1%BA%BFt/DispForm.aspx?List=dc7c7d75%2D6a32%2D4215%2Dafeb%2D47d4bee70eee&ID=1020


・3月18日0時から30日間ベトナムに入国する外国人に対するビザの発行を停止

参照:https://lanhsuvietnam.gov.vn/Lists/BaiViet/B%C3%A0i%20vi%E1%BA%BFt/DispForm.aspx?List=dc7c7d75%2D6a32%2D4215%2Dafeb%2D47d4bee70eee&ID=1030&Source=%2FLists%2FBaiViet%2FDispForm%2Easpx%3FID%3D1030


・3月18日午前0時から日本人のベトナムへの入国も非常に厳しくなる

参照:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona0317-02.html


・3月21日より入国するものは14日間の強制集中検疫

参照:http://news.chinhphu.vn/Home/Incoming-travelers-shall-be-subject-to-centralized-quarantine/20203/39306.vgp


・3月22日より外国人の入国を停止

参照:http://news.chinhphu.vn/Home/VN-halts-entry-to-all-foreigners-due-to-COVID19/20203/39326.vgp


・3月23日からベトナム—日本の路線が運行停止

参照:https://www.vietnamairlines.com/jp/ja/vietnam-airlines/press-room/news/2020/0319-JP-VN-Temporarily-Suspends-International-Flights


※最新情報は各関連機関の情報をご覧ください。





入国制限がかかり人気観光地からも人が消える



3月18日より外国人がベトナムに入国する際には「ベトナムへの入国には新型コロナウイルス感染症が陽性でないことを証明する証明書」が必要となり事実上入国はほぼ不可能に、その後3月22日より外国人の入国を停止することをうけました。


既に2月から中国への制限を掛けたベトナムは観光客は激減、3月になると航空会社も飛行機の本数を減らし、日本からのお客様はほとんど来ない状況になっていました。

その為3月18日以前に入国した方が20日現在ではまだいらっしゃっているものの、ほぼ町に観光客の姿を見なくなったのが20日の現状でした。


さて、私たちがホイアンに足を延ばした20日午後にはホイアンの町には欧米人が90%を占めているように見えました。

全体的な数もかなり少なく、夜になっても通常の昼間と変わらない人の数で、ランタンが消えているところも多く、静かな雰囲気でした。


私たちが取材した20日15時から19時までの滞在では、旅行者の日本人の方を3名お見かけし、そのうち2名の女性にお話しをお聞きすることができました。


お話を伺った日本人の方は関西からホーチミン経由でダナンに来て3日間の中部の旅だったとか。

ホイアンでは日本人は見かけておらず(ちょっと安心したように)日本人と久しぶりに話した、パクチーがほんとに食べれない、バイクが怖い、お店がたくさん閉まっていたけどそれなりに楽しめた、ナイトマーケットはやってなかったー、バインミーフーンは美味しくて2回も行ったよ、など意外とコロナに関係なく楽しんでいるお話を聞くことができました。

コロナによるお店の営業の縮小による影響はあったものの、日本人だから差別を受けて嫌な思いをした、などなく滞在を楽しめた様子でした。


ホイアンで一番おいしいと人気のバインミーフーン

行列ができるローカル店バインミーフーンも全く並ばずに購入することができました。

コロナをうけても一回も休業していません。



日本橋

フォトスポットで人気の日本橋もほとんど人がおらず、通常日本橋の下をながれる川にも灯篭が流れていますが、一つも浮いていない状況でした。



ホイアン旧市街に流れる川

普段は船に乗って灯篭流しをすることができる場所ですが、夜になっても一隻も動いていませんでした。

灯篭流しのみは1カ所行っている場所がありましたが通常はざっと30人、40人がこの灯篭の仕事をされているのでほぼ行われていないことが分かります。



ホイアンで人気のコーヒーチェーン・コンカフェ

店舗は外の椅子にまで溢れ、街中をコンカフェのドリンクをテイクアウトして歩く人も多い人気のカフェ。

ライトアップは通常だったものの店内もガラガラでした。



世界的タピオカチェーン店ゴン茶

ホイアンには比較的最近できたゴン茶もやはり人気のカフェ。

人もおらず、店舗前のランタンのライトアップもされていませんでした。





マスク配布やコロナに関するアナウンスが流れる


市の秩序管理を行っている機関の車とスピーカー

マスクを着用しましょう、隔離処理がされています、などの情報をベトナム語で流していました。




各観光地の入口などで「マスクと消毒をしましょう」という喚起活動を行っている様子

緑の制服の公安、青い制服の青年団、オレンジ色の制服の道路照明灯管理の方々が協力して手伝っている様子がアンバンビーチで1カ所、ホイアン旧市街で3カ所見られました。写真左に写る外国男性は海パンに上半身裸でしたが、マスクを自ら着用していました。




喚起を行っているスペースに置かれた机の上

ここでは袋に包装された布マスク、その布マスクを手渡すように更に袋に入っているものと、その場で使用するハンドサニタイザーが置かれていました。

皆さん朗らかに対応して下さっているのが印象的でした。私が見た時は、外国人が多いものの英語を喋れる人はほとんど0に近かった様子でした。



無料で配っているマスクに貼ってある情報

マスクを着用していなく、持っていない人に政府が配っていたマスク。

スペルミスを隠すために指で押さえている模様です。指の下には「pmmuntty」とあり、文脈的にcommunity(集団)と書きたかったのかなと予想されます。



マスクをしていない外国人に声を掛け、マスクを渡そうとしている様子

この活動をされている皆さんピリピリした雰囲気はなく、笑顔で、またカメラ係がおりアプローチしている様子を写真に収めたりしてました。

ここまで活動していても、マスクを着用していない外国人(欧米人)が町に多かったことを踏まえ、個人的には「私たちはきちんと対応していますよ」という若干上辺だけのようなも感じました。

しかし、既にほとんどの旅行者がホイアンにはおらず、長期滞在者が多くいることも踏まえていたのではないかとも思われますので、このように対応、活動していることは評価できると感じました。





人がいなく穏やかで静かな街並みへ変化



アンバンビーチ

外国人の数か月の長期在住者に人気のアンバンビーチエリアはほとんど在住者の欧米人の姿のみで、人通りも少ない。

お店は半分以上はオープンしている様子でしたが、営業時間の縮小などが行われていました。

韓国人観光客は現在いないはずなのに、「アニョハセヨ—」と声を掛けられ、客引きしているレストランもありました。



ホイアン旧市街

ホイアン旧市街内にあるお寺などを観覧できるチケット売り場も封鎖。今後の見通しは立っていません。

お土産屋さんなどが並ぶ黄色が映えるエリアにある飲食店、お土産屋さん問わず2週間前からバタバタと閉めはじめ、現在ほとんどのお店が閉まっていました。




トゥボン川沿い

町には欧米人の旅行者と長期滞在者が主を占めている様子でした。



ベトナムで人気のđá cầu(Shuttlecock kicking)を行う様子と空に舞う凧

通常であればお客さんが多くいる16時半ごろに遊ぶベトナム人たち。他の通りでもこのように同じ遊びを行う若者を見かけました。

空を見上げると3カ所ほどで、凧が多く舞っており、ベトナム人の子どもから成人した大人が凧あげを楽しんでいました。





店に貼られてあった張り紙

閉まっているお店の4割程度に張り紙がされており、

コロナの影響で閉まることを伝えていたり、緊急の連絡先も掛かれている場合もありました。




結婚式の写真を撮るカップル

ホイアンは結婚式の写真を撮る人気のスポットですが、結婚式場もコロナの影響を受け閉鎖になったことから、この日は一組しか見かけませんでした。

人がいないこの機会を狙っての撮影でしょう。



ホイアン市場

市場は食べるところは閉まっており、野菜や精製食品を購入するところのみ開いており、こちらは通常通り盛んに営業されていました。



ホイアンの有名日本食店、侍食堂

元気に営業していた人気の日本食屋さん。通常よりもお客さんは少ないものの通常通り営業されていました。



アンホイ橋

人気のアンホイ橋も光ってはいるものの人はほぼゼロ。

全く人がいないわけではないですが、18時半にも関わらず深夜のような静けさを感じました。





今後完全に観光客がいなくなったら…



今回はまだ観光客の方が残っている状態の20日時点のホイアンの様子をご紹介しました。



3月22日より外国人の入国を停止となりベトナムへの入国ができなくなった今、今後最低でも一ヶ月は観光客は完全に姿を消すことになります。


観光地ではあるもののこのエリアを生活区域としている人もいるため、完全にお店が閉店することはありませんが、観光客向けにのビジネスをしている方にとっては大打撃。



ホイアンにある観光者向けの商店はそのほとんどが個人事業。

20日に辛うじてオープンしていたお土産屋さんも、「周りは1週間前や2日前からどんどん占めている状態。私たちのお店は開けているけどお客さんはいないわ。」とどうしようもできない苦しい状態を話してくれました。



インバウンド消費が大きかったホイアンでは観光業の場合最低1ヶ月無収入、その後も新型コロナに対する政府の対策が状況によっては続くかもしれない今、生活が懸かった先が見えない不安と戦うことになるでしょう。


まず今月まで4月からオープンするとアナウンスしているお店もあったため今後の動向が気になります。






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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。

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