【ダナン昼食事情Vol.2】ベトナム人のお昼ご飯を覗き見!家庭料理からローカル食まで写真付きで紹介



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こんにちはダナン在住の日本人My(ミー)です。


本日はベトナム・ダナンの昼食事情をご紹介します。



前回はベトナム人が使用していた、炊飯器のようなお弁当箱をご紹介しました。

>>>【ダナンお昼事情Vol.1】ユニークで機能性重視なベトナムのお弁当箱の魅力



私は通常ベトナム人の方と朝から夕方までオフィスワークをしています。


お昼休みは一つの机に座り、みんなで一緒にごはんを食べています。


今回はベトナム中部の現地の人が何をお昼に食べているのか、写真付きでご紹介していきたいと思います。






ベトナムは日本よりも米文化!


Andre OuelletよるUnsplashの写真


ベトナムではお米や米粉を使用した料理が非常に多いです。


ベトナム料理でお米や米粉が出てこない、というのは非常に稀であると言っても過言ではありません。


日本でもポピュラーなベトナム料理、フォーはもちろん、中部の名物バインセオも米粉からできています。


他にも、ミークアン、ブン、バインカイン、等ベトナムの麺類には米粉が材料として入っています。

米料理も多く、中部では鳥をのせたコムガーやソイガー。

更に春巻きなどの巻物もライスペーパーを使用しているので、ほとんど原材料はお米です。



農林水産省の2015年のレポートにある表でも生産量、消費量共に日本はベトナムよりもはるかに下回っています。

表によると消費量はベトナムは22,100千トンで世界第五位、日本は7,966千トンで世界九位、生産量もほとんど同じでベトナムが5位、日本が10位となっています。

参考:農林水産省「特集1 米(2)」https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1601/spe1_02.html (2020年5月4日参照)


日本では日本食以外にも、世界各国の料理を自国風にアレンジして頻繁に食べられていることから、米以外にもたくさんの選択肢があります。

反対にベトナムではまだ海外の食文化というのは生活の中に浸透していません。

フランス植民地時代の名残であるフランスパンは残っていますが、特に地方で生活している方でフランス料理はもちろん世界各国の料理を口にする機会はほとんどないでしょう。

第三の都市であるダナンもここ10年、20年で橋ができ、ホテルができ、外国人が営むお店が出てきている状況なので、まだまだ日常生活の中ではベトナム料理が食べられることが多いです。


ベトナムで通常食べられているお米はインディカ米ですが、ベトナムのインディカ米はあまり癖がなく、日本人にも食べやすいものが多いと感じます。

近年は、日本のコシヒカリをベトナムで育てており、1kgあたり200円程度でスーパーで誰でも手軽に購入することができる品となっています。









ベトナムのお米の主要産地は南部のメコン川周辺



ベトナムでは全国的にお米の栽培がおこなわれていますが、特に有名なのが南部のメコン川流域です。


ベトナムの南部には平野が広がっており、メコン川周辺も含み有名なお米の産地となっています。


農林水産省によるとベトナムは2015年時点で消費量、生産量共に世界第5位となっており、輸出も行っています。









ベトナム人のお昼【お弁当編】



お弁当は一番家庭の個性が出るお昼ご飯。

しかし約一年ベトナム人と共にお昼を共にしていますが、一度もパンを主食にしている人はいませんでした。

ご飯におかずが一番多く、次に麺類、後はフルーツをたくさん持ってくる方も多い印象です。

日本のようにご飯の他に副菜を〇つ付けて色とりどりにしましょう、というようなルールはありません。

強いて言うならごはんにはスープが付いていたら嬉しいそうです。

スープ・豚肉ともやし見た目・ごはん

スープは具材たっぷり、スープを飲む人は多いですが、日本のようにインスタントスープは流通していないので、そのまま持ってくる方が多く見られます。



へちま、オクラ、インゲン・鮭・赤米

ダナンは魚介類が有名ですが、水温が高いため鮭は取れません。高価な食品の1つです。



チャーハン・きゅうり・アボカド半分

チャーハンも居酒屋などのメニューにも良くある非常にポピュラーな食べ物の1つです。


豚肉とジャガイモのスープと・葉物炒め・ごはん

葉物炒めはベトナム家庭料理の定番です。


牛肉とたまねぎ炒めと竹の子

竹の子の水煮は非常に手に入りやすい食材の1つです。






ベトナム人のお昼【デリバリー編】



ベトナムではデリバリー文化が非常に根付いています。

GrabやNowといった代表的なアプリでのレストランからのデリバリーはもちろん、お店に直接電話してデリバリーしてもらうことも主流です。

大体30分以内で持ってきてくれる場合が多く、お昼前に毎日食べたいものを頼みます。

ローカル店の場合デリバリー料金含め、一食20.000(100円)前後で、高額でも50.000VND(250円)程度となっています。

日本食や外国人向けの料理屋さんの場合は一食デリバリー込みで150.000VND(750円)程度が相場となっています。

Mì Quảng:ミークアン

ベトナム中部ののっぺりした米粉の麺、ミークアン。野菜と一緒に頂きます。

具は魚、エビ、豚、牛、カエル、等色々選ぶことができます。



Bún thịt nướng:ブンティッヌォン

焼肉と米粉の麺であるブンも中部人の大好きな料理の1つ。

中部の方は本当にフォーを食べることは少ないです。



Bún riêu chả:ブンリィュウカー

蟹と魚のすり身と米粉の麺。ラーメンのように汁がたくさん入っているのが中部流。



Cơm gà xé:コムガーセー

ターメリックで色付けされたご飯と蒸した鶏肉がのっているベトナム中部の料理。



赤米と海苔スープ

女性には赤いごはんがとても人気。



野菜メインのお弁当と海苔のスープ

日本のようなお弁当スタイルもあります。

スープや調味料は写真のように袋に入って輪ゴムで止めてあるのがベトナム流。




Cơm hến

ご飯に蒸した野菜と小粒貝がのっている料理。貝の出汁スープが付いてくるのが定番です。



韓国系料理・ビビンバ

ダナンは韓国人街があるため、韓国料理も非常に人気。韓国料理に限らずお昼時はドリンク無料セット等のプランが付けるお店もあります。

お値段もほとんどローカルのベトナム料理と変わらないのも魅力の一つなんだとか。



Bánh bột lọc chay:バインボッロックチャイ

仏教の菜食の日には菜食料理を食べます。

ベトナムでは仏教を信仰している人が約80%を占めると言われており、毎月の菜食日にはその日限定で菜食用のメニューを出すお店もあります。

菜食の日は旧暦の毎月1日と15日です。

写真のBánh bộtは通常であれば中はエビですが、菜食用は豆になります。






ベトナム人のお昼【みんなで食べる編】



1人1人注文するパターンもありますが、デリバリー料金を浮かせるために数名で頼むことも多い昼食。

みんなで同じものを頼んで一緒に食べる姿は非常に印象的です。

頼む料理によっても異なりますが、こちらも非常にお手軽に頂ける料理です。

Bánh tráng cuốn thịt heo:バンチャンクオン・ティッヘオ

ベトナムの中部の名物の豚巻き。蒸した豚と生野菜を2種類のライスペーパーで巻いてタレに付けて頂く料理。




Bánh xèo :バインセオ

薄い米粉を焼いたものの中にもやしや少量のひき肉が入っている黄色のバインセオ。

バインセオと野菜をライスペーパーに包んでタレに付けて頂く料理です。




Gà nướng và xôi chiên: 鶏肉ともち米

ベトナムでは白米の他に、もち米も多く食べられています。

こちらは会社の月一のパーティー時に出たもので、普段から良く食べるものではありませんが人が集まった時には良く食べられる料理です。







さいごに



今回はダナンに住むベトナム人のお昼ご飯を一部ご紹介しました。



日本では、パン類をはじめ、ラーメン、うどん、そうめん、パスタ、ピザ、すいとん、お好み焼き、たこ焼き、揚げ物、餃子、饅頭、パンケーキ、など等日常の中で小麦粉料理が溢れています。


小麦粉は簡単にスーパーで手に入りますが、小麦粉メインの料理はあまりポピュラーではありません。


ベトナム、ダナンには日本食、イタリアン、中華、欧米料理、などのお店は展開されていますが、日常的に外国文化の食事を自宅で家族と食べている家庭は非常に少ないです。




今回ご紹介したように、ベトナム人の日常生活ではやはりお米もしくは米粉の麺が主食となっており、野菜や肉や魚、貝等をおかずに食事をとることが一般的。


自分たちの国で作られたお米を、そのままお米として食べたり、米粉にして麺などに形を変えて食べています。


個人的には、世界的にもこんなにお米だけで料理を作ってしまった国はないのではないかと、ベトナムの魅力の一つだと感じています。


近い将来ベトナム人の食事に変化は訪れるのか、今後の動向も気になります。



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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。

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