ベトナム中部で食べる「ゲテモノ料理6選」



こんにちは、ダナン在住日本人My(ミー)です。

ダナンに初めて訪れたのが7年前、ダナンに住みはじめて今月で1年。



海外のゲテモノ、気になる方いらっしゃるのではないでしょうか。

今回はダナンで出会った「ゲテモノ」を5つご紹介したいと思います。



※今回の記事のなかで哺乳類動物のご紹介も出てきますが、食べることを推奨したり、反対に、批判したりするものではなく、あくまで事実として掲載するものとします。

人によっては気分が優れない気持ちになってしまうかもしれませんので、観覧はご自身の判断でお願いいたします。




ベトナムでよく耳にするゲテモノ料理


まず衝撃的さで知名度が高いのが、犬と猫でしょう。

この犬と猫を食べる習慣は中国からの文化が強いとされており、ベトナムでも北部など一部の地域で食されています、


実際に、ベトナム中部のダナンではこのように犬や猫を食べられるお店はほとんどありませんが、ウサギはダナン市内でも食べることができる場所があります。

しかし年々、特に犬や猫に関しては食べることに批判もあり、数は少なくなっているのではないかなと思います。

また、南部ではネズミを食べる地域があるとのことで、ベトナムと一言に言っても地域によって食べる食べないが明確に異なっているのも特徴です。


比較的に誰でも簡単に全土で食べられるものでいうと、孵化しかけのアヒルの卵(ホビロン)、孵化しかけのうずらの卵、蛇、かえるが有名です。

特にカエルはダナンでは非常にポピュラーで、市場でも魚や貝と同じように直径15cm程度のものが販売されています。

その為お店で麺のトッピングとしても鶏・牛・魚・カエルと並ぶほど生活の一部になっている食材として知られており、観光でいらした方も比較的手が出やすい食べ物ではないかと思います。





ダナンで食せる6つのゲテモノ料理



今回は、ダナンでも比較的簡単に食すことのできる、カエル、アヒルの孵化直前の卵、うずらの孵化直前の卵、豚の脳みそ、うさぎ、ダチョウの6つをご紹介します。


1.カエル

カエルはベトナムで日常的に食べられる食材として知られています。

身は少ないものの味は鶏肉で柔らかく、美味しいです。

食べ方は中部の麺、ミークアンの具材として煮に絡めたものや、炒めたり、揚げたり、北部では鍋に入れるのもポピュラーとなっています。



食べるシチュエーション:ダナンのミークアンのお店であれば3分の1程度のお店は提供している感覚。居酒屋で炒めものや揚げ物として提供されることも多いです。

平均価格:150円~300円程度


カエルのミークアンのメニュー


カエルのミークアンのイメージ






2.アヒルの孵化前の卵


日本人でも耳にしたことがある人も多いと思われるアヒルの孵化する直前の状態の卵。

中国、フィリピン、ベトナムなど東南アジアで広く食べられています。

日本人には”ホビロン”や”バロット”という名前で知られています。

ホビロンはベトナム語のhột vịt lộn(ホットビットロン)から来ており、ベトナムでホビロンと言っても全く理解してもらえません。

また中部ではhột vịt lộnホットビットロン)をtrứng vịt lộn(チゥンビットロン)とも言い、全国で親しまれています。

食べ方は塩、ライム、ヌックマム、などお好みの調味料と合わせて頂くのが一般的で、見た目も下でご紹介する写真以上にはっきりとアヒルの頭や形が見えるものが多いです。



食べるシチュエーション:好きな人は日常的に食べるもの。道端のお店のようなところでの販売が多い。

平均価格:50円以下




ダナンの露店のメニュー・一個6.000VND(30円)で頂ける



VnExpress「Ba điều người thích ăn trứng vịt lộn cần biết」(2020年5月11日参照)

通常は茹で卵のように殻ごと出てきて、自分で割って中の汁を吸い食べるのが一般的です。





3.うずらの孵化前の卵


先ほどのアヒルの孵化する直前の状態の卵のうずらバージョン。

こちらの方が専門店でなくても頂けるのでより現地の人にとってはポピュラーな存在かもしれません。

アヒルの孵化する直前の状態の物より見た目もあまりはっきりとわからず、触感からもあまり感じられないので非常に食べやすいお料理のとなります。


食べるシチュエーション:日常的に食べることができる。

平均価格:200円程度


写真引用: Thanh Nien Newspaper「Cách làm trứng cút lộn xào me thơm ngon đơn giản nhất」(2020年5月11日参照)





4.豚の脳みそ

ぶたの脳みそ自体あまりポピュラーではありませんが、ダナン市内で普通に頂くことができました。

濃厚で柔らかい食感、臭みもないので非常に食べやすいです。

詳しくは「ダナンのローカル飯!140円でカニと豚の脳みそスープ!」でもご紹介しています。


食べるシチュエーション:日常的に食べることができる。

平均価格:スープで150円程度



ダナンの豚の脳みそスープを提供するメニュー



豚の脳みそとカニのスープ





5.うさぎ

ベトナムでうさぎを食べることは有名ではないようですが、食べられることろはベトナム全国で探せばあるようです。

しかしベトナム人でも食べたことがない人は多くいるほど、日常的に食べるものではありません。

肉は硬く特別美味しさを感じるものではありません。

「うさぎの肉だよ」と言われないとうさぎだと分からない程度に調理されているのは安心ポイントです。

うさぎ料理には血が出てくるのも定番なようですが、日本でも動物の血を飲むことはポピュラーではないと思いますので、日本人の方は抵抗感を持つ方の方が多いと思います。



食べるシチュエーション:日常的には食べない。

平均価格:5名程度でウサギ以外の副菜も注文し3500円程度



ウサギ肉の調理したもの

ウサギの血と香草とナッツ






6.ダチョウ

ダチョウで食べることは有名ではないようですが、ダナンでは食用のダチョウを一部の居酒屋で食べることができます。

身はしっかりと噛み応えがあるものの、全体的に柔らかく、臭みもなく、非常に美味しいという印象を持ちました。



食べるシチュエーション:多く広まっているものではない

平均価格:一皿500円程度

ダチョウの肉の炒め物






さいごに



今回はベトナム中部の町で食べたゲテモノ料理についてご紹介しました。


カエルやうずらが孵化する直前の状態の卵の料理であれば比較的どなたでも頂けるかと思います。


日本とは違った食文化を持つベトナム。


日本ではあまり食べない食文化という観点からベトナムに興味を持ってみるのも面白いかもしれません。


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特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
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