ベトナムの銀行口座開設条件&開設したらできること
Xin chào mọi người!皆さんこんにちは
突然ですが、ベトナムは日本でお金を預けているよりも“断然”金利が高く「預けたいな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし近年は特に、外国人が口座開設をし、定期預金をするのには様々な条件が設けられています。
今回はベトナムでの銀行口座開設に興味のある日本人向けに「ベトナム銀行の口座開設の条件」と「開設してからできること」を簡単にご紹介します。
■ベトナムの主要な銀行
ベトナムにある銀行の業態はベトナム国営銀行、民間商業銀行、外国現地法人銀行合弁銀行の3つに大別されます。
以下にはその中でも、生活の中でも見聞きするであろう、主要銀行を8つピックアップしました。
※条件により外国人が口座開設を行えない銀行が含まれている場合もありますのでご了承ください。
【国営銀行】(ベトナム全4行)
・Agribank(ベトナム農業農村開発銀行)
・Vietcombank(ベトナム外国貿易商業銀行)
・BIDV(ベトナム投資開発銀行)
・Vietinbank(ベトナム産業貿易商業銀行)
【民間商業銀行】(2行のみ選出)
・VP バンク(繁栄共同株式商業銀行)
・Techcombank(ベトナム技術商業銀行)
【外国現地法人銀行】(2行のみ選出)
・HSBC Vietnam(香港上海銀行ベトナム)
・Citi bank Vietnam(シティバンク)
参考:
アジア太平洋研究所資料 17―12「国際経済統合とベトナムの銀行部門 健全なシステムへの道 研究報告書
(2016 年度)」p8(2020年12月21日参照)
STATE BANK OF VIETNAM PORTAL「List of Bank Identification Numbers by June 30, 2019」(2020年12月21日参照)
STATE BANK OF VIETNAM PORTAL「FOREIGN BANKS’BRANCHES IN VIETNAM」(2020年12月21日参照)
Viet-jo.com 「米シティグループ、ベトナムの個人向け銀行事業から撤退へ」(2020年4月20日参照)
■口座銀行を開設に必要なもの
ベトナムの法律上、ベトナム滞在日本人全員銀行口座を開設することができます。
しかし実際には銀行が条件を設けているケースが多く、主に以下の証明書を持ってる人が対象になります。
※ビザの有効期限が短期の場合は、口座開設を断られるケースもあるので注意が必要です。
1.有効期限内のパスポート
2.ビザ (一時在留カード、労働許可証、企業登録証明書など)
3.携帯電話番号
4.現地住所
■口座銀行を開設したらできる5つのこと
1.キャッシュカードの利用
口座開設の際にキャッシュカードの発行も同時に行えます。
発行には手続きから1週間~2週間程度の日数を要しますが、必要になってくると思いますので手続きをしましょう。
銀行によっては、デビットカード付きのキャッシュカードが発行される場合がありますので口座開設の手続きの際に確認を行いましょう。
※一部の銀行は外国人に対して、口座開設は行えてもカードの発行ができません。
2.ATMからお金の引き出し
ATMの引き出しはカードが発行された後から可能です。
基本的には、自らATMへ行きATMの機械で直接暗証番号(4桁か6桁)の設定をし使えるように設定を行います。
※ベトナムのATMは日本のものとは異なり、入金は行えないことがほとんどですので注意が必要です。
3.インターネットバンキングの利用
インターネットバンキングはスマホに銀行専用アプリを入れ、自分の口座の管理を行えるものです。
銀行により行えることは様々ですが、多くの場合「口座入金の確認と送金」が行えます。
インターネットバンキングは若い世代には非常に普及浸透しており、ベトナムのネットショッピングや、ベトナムで流通している電子決済アプリなどの利用も容易になります。
※一部の銀行は外国人に対して、口座開設は行えてもインターネットバンキングの開設ができません。
4.「定期預金」の利用
定期預金口座は対象があり、6か月以上のベトナム在留資格を持つ外国人に限られます。
銀行によっては6か月のビザだけではできない場合もあるので、開設時に確認をすることをおすすめします。
最近は個人の定期預金そのものが、組めない銀行も多くなっています。
参考:「49/2018/TT-NHNN通達」
5.クレジットカード発行も条件を満たせば利用可能
口座を開設すると、銀行のクレジットカードも発行できるようになります。
ベトナムでクレジットカードを発行するには、ベトナムで銀行口座を開設する必要があります。
また、日本のように百貨店やスーパー、航空会社など一企業がクレジットカード会社と提携して発行する提携カードは一部を除きありません。
作成条件:
・有効期限内のパスポート
・一時在留カードの残りが最短12ヶ月
・給与証明に関しては過去3か月の給与明細や銀行口座への給与の入金履歴が必要
参考:「19/2016/TT-NHNN通達」と「26/2017/TT-NHNN通達」
■ベトナムのATM・銀行開設の注意事項
1.ベトナムのほとんどのATMでは預入れ(入金)はできない!
ベトナムのATMは日本のATMとは異なり、お金を入金するシステムがありません。
一部の銀行のATMでVND(ベトナムドン)での預け入れが可能なATMがあるようですが、全国のほとんどのATMに預け入れ機能はないため窓口入金で預け入れを行っているのが現状です。
さらに、外国人が個人口座に出処不明のの預け入れをすることはできません。
窓口から預金することは可能ですが、出所が証明する書類が必要になりますので非常に手間がかかります。
自分の口座にお金を入れたい場合は、他口座からインターネットバンキングなどを通じて送金をする方法がおすすめです。
2.引き出し限度額はMAX約500万ドン!
銀行により異なりますが、ATMからの一回の最高引き出し金額は大体3,000,000(約1万5000円)~5,000,000VND(約2万5千円)です。
またほとんどの銀行のATMで、同じ銀行のATM]から引き出しを行っても、税込みで約1,100VND(約5円)手数料かかるのも特徴です。
3.銀行窓口が空いている時間に要注意!
手続きをする際や何か質問があったときに足を運びたい銀行窓口。
ダナンの場合は多くの場合平日8時~17時もしくは7時半~16時半、土曜日は午前のみ営業するというスタイルが多いです。
お昼休憩は一斉にみんなで休みを取るため営業しませんので、営業時間には注意しましょう。
■参考に見ておきたい日本語のサイトがあるベトナム銀行
▶VIETINBANK
https://www.vietinbank.vn/web/home/jp/product/faq
▶EXIMBANK
https://www.eximbank.com.vn/cn-cauhoithuonggapkhnb
■結論
今回は口座開設について基本事項を押さえてザックリご紹介いたしました。
日本でも外国人の方が普通口座を作る際は6か月以上滞在している必要がありなおかつ住民票があるなどの制約があります。
国際的にマネーロンダリングなどの犯罪防止もあり、どこの国であっても特に外国人に対して口座開設の条件が厳しくなっているのが現状です。
会社に属している方が現地の会社からお給料をもらう場合もしくは、現地で会社を設立する場合など理由ある口座開設はスムーズに行えますので心配は不要です。
ただ個人で銀行開設を行わないといけない場合は各銀行によって条件が異なる為、リサーチが重要となります。
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