手間かかりすぎ!こんな不思議な花束はベトナムだけ?
誕生日や何かの節目に頂くお花。
ベトナムでは、誕生日や帰任、開店祝い女性の日など、日本よりもお花を渡す機会が多いかもしれません。
今回は、ベトナムの在住日本人の中でもかなり身近な「花束」についてご紹介します。
ベトナム花束の驚きの実態とは・・・?
お花を頂くと本当にうれしい気持ちで満たされますよね。
頂いたときの嬉しい気持ちを少しでも長く継続させるためにも、お花もしばらく楽しみたいところ。
今回は、実際に頂いたお花を長持ちさせたく、分解したときの写真と共に「ベトナム花束の驚きの実態」をご紹介します。
※ベトナムの花束はいろいろなタイプがあり、日本と同じような花束を販売しているお店もあります。今回はちょっと面白いタイプの花束のご紹介です。
ラメが付いてるものも多い
見栄えを非常に重視する国なので、さらに華やかに綺麗に見せるという意味で、お花にラメが付いていることも多くみられます。
包装に手間がかかりすぎている
通常包装紙というものは大きな紙などを一枚使い、花束を置いて巻き付けるようにラッピングする方法が主流。
ただ、ベトナム式花束になると、折り目の付いたビニールの包装紙が花弁のように一枚一枚分かれて、それを一枚一枚ビニールテープで張り付けて包装していることもあります。見栄えを気にしてのことなのでしょうが分解してしまうと、美しさは失われてしまうのが残念ポイントですね。笑
びっくり!「みどりの水吸収剤オアシス」が顔を出した!
包装紙を一枚一枚はがすと顔を出したのはなんとお水を吸水してくれ花を長持ちさせられるオアシス。
「花束のまま飾っておいて、オアシスに水を上げるタイプの花束なんだ!」と気づいたときにはすでに遅しで、全貌を確認するためにもお花を一本一本全部抜くことにしました。
オアシスに刺さっているので、一本一本が短く一本あたり10㎝~15㎝ほどの長さです。
お花を長く楽しむには茎の長さが大切なので、これでは半開きのバラも咲ききる前に枯れてしまいそうなのが残念なところ。
オアシスに入れた余分な水は持ち手の部分から流れるようになっています。
オアシスはもちろんのこと、手持ちの部分はプラスチックですし、重いのも頷けます。
花束のまま飾ってオアシスに水を上げて楽しむのが正解
なんだか結婚式のブーケトスに使うの大きいバージョンのようなベトナム式花束。
今回はばらしてしまったのですが、これはばらさないのが正解のようです。
この花束重いわと思ったら、注意深くオアシスがないかを確認して、あった場合はそのまま飾っておくのをおすすめします。
お水を上げるときは花弁や茎にかからないようにオアシスに水を上げてあげると茎から吸って少し長持ちさせることが出来ます。
どんな花束を自分が渡すのか把握できるといいですね♪
オアシスに花を挿している様子
今回ご紹介した「ベトナム式オアシス花束」を実際に作る場面に直面してしまった時は思わず驚き、じっくり観察させてもらいました。
土台部分は元々作ってあるため、お花の長さを3分の1ほどに切り落としてどんどんいけていき、5分程度で作ってしまいます。
ただ見た目の綺麗さを気にしすぎるベトナムの文化、一瞬の時間をより良いものにしたいという感覚は正直たまに違和感を感じます。
花束の場合テープなどを使う場合は必要以上にお金もかかるし、手間も時間もかかります。ゴミもたくさん出ます。
ベトナムのゴミ捨て場(=道端)に綺麗なお花が花束ごと捨ててあるのは、この花束が理由なのでしょう。
しかも花束の相場は大体両手で抱えきれるほどの大きさで1000円~2000円と驚愕の安さ。安いだけに誰も異を唱えることはしません。
この花束を否定するわけではありませんが、お花のラッピングのパターンを明確にしお客様も選べるようにすることで、お花も、地球も、お花を育てた人も、買う人も、もらった人も、みんながハッピーになるようなお花文化が普及すればいいなと感じます♪
性別に関わらず、どんなお花でももらったら嬉しいものです。
ただ、もし今回ご紹介した花束のタイプをどなたかに差し上げるときは「こちらオアシスが入っていますので、そのまま飾って頂けます。」一言伝えられるようになりたいな、と思ったので今回は頂いた花束を題材にご紹介させて頂きました。
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特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
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