ダナン・ワクチン接種時前に確認しておきたいコト
9月17日夜にダナン領事事務所より「コロナウイルスのワクチン接種実施」についての連絡が来ています。
これにより一回目の接種が出来ていないダナン在住の日本人が21日にダナン病院にて接種できることが決定いたしました。
領事事務所で摂取される方は、そちらの指示に従い接種するようにしてください。
ダナンでも７月頃から順次ワクチン接種が始まっており、現時点で２回目接種が終わっている方もいらっしゃると聞いています。
ただ、まだまだダナン市全体に広まってはおらず、９月に入ってやっと動きが見えてきたというのが現状です。
今回は接種会場で実際に接種された方からお話を伺い、事前に知っておきたいコトを５つシェアさせて頂きたいと思います。
※2021年9月16日追加情報更新
《もくじ》
ワクチンの種類
ベトナムで2021年9月現在認められているのは計５種類。
中でも多く配給されているのが、アストラゼネカ、モデルナ、ファイザーの３つです。
外国籍の方でもベトナム人同様に無料で受けることができます。
対象年齢は日本では12歳以上に対し、ベトナムでは18歳以上に定められています。
また、副反応で健康被害が起きたとしても、ベトナムおよび日本の保証対象には当てはまらないため現時点で保証は受けることができないというリスクがあります。
コロナウイルスのワクチンは種類に関係なく、その後の副反応などを考慮し高血圧の方は受けることができませんのでご注意下さい。
接種会場について
ワクチン接種の登録を、会社や自治体などを通して行うと、個人のスマホの電話番号を通しメッセージでお知らせが来ます。
メッセージはベトナム語で「日時」、「場所」、「所持品」についての連絡がきます。その後は以下でご紹介するアプリでの操作が必要になります。
接種場所については、ロッテマート近くのスポーツセンター(Cung thể thao Tiên Sơn)やメガマート付近の市場など、どこが管理しているかによっても異なるようです。
会場には一度に多くの方がいるようで、所要時間が１時間～１時間半程度かかったという声が多く、少し時間がかかることを考慮して向かうと良さそうです。
バイクなど会場までの足がない方は、連絡が来た時点で早急に相談することをおすすめします。
持ち物について
ワクチンを接種する際に持っていくべきもの、持っていた方が良い物を５つ教えていただきました。
※ワクチン接種会場の案内によって異なる場合があります、ご了承下さい。
●健康電子手帳アプリ
健康電子手帳「SSKDT」は保健省によって作成されたアプリケーション。
このアプリで予防接種登録やワクチン証明など、ワクチン接種前から後まで必要になります。
事前にダウンロード、予防接種の確認をする必要があるため、準備をしておきましょう。
●ダナンスマートシティアプリ
健康電子手帳はダナン市独自のアプリケーション。
iPhoneの方は「こちら」から、Androidの方は「こちら」からダウンロード可能です。
こちらから予防接種前に「健康申告」を行う必要があるようです。
●パスポート等の身分証明書
接種会場での身分確認や、記入フォームに書く際にも必要事項を記入する必要があるため持っていく必要があります。
●筆記用具(ボールペン)
接種会場では、接種前に3枚程度の紙に必要事項を記入する必要があります。
ペンは人数分用意されていませんので、事前に持って行きましょう。
●水分補給できるもの
ダナンは最近夜になると雨が降りますが、日中はまだまだ暑い日が続いています。
ワクチンを打つ前に気分が悪くなってしまっては困るので、お水などがあると待ち時間も少し楽に待つことができます。
アプリ＆記入フォームについて
「健康電子手帳アプリ」、「ダナンスマートシティ」「現地での記入用紙」は全てベトナム語です。(2021年9月9日現在)
以下では、ダナンで実際に接種された方から頂いた書類を元に日本語訳の例を載せておきますので、参考までにご活用ください。
※現地での記入用紙は接種会場によってフォームが異なる場合もあります。
※日本語訳はダナンスタイルで行いました。
●健康電子手帳アプリ（日本語訳）
接種前にアプリダウンロード後は登録しログインします。
接種証明や自分が何回目なのかがこちらで確認できるようになります。
ダウンロードはこちらから
●ダナンスマートシティアプリ
ワクチン接種前にダウンロードし、以下の図の「健康申告」を行います。英語ページがあるためそちらをご利用下さい。
このアプリはワクチンのために作成されたものではないため、ワクチンに関係のない項目が多くあります。
●現地での記入用紙１（原本と日本語訳）
●現地での記入用紙２（原本と日本語訳）
ワクチン接種後について
【安静にしてその場で30分待つ】
稀に見られる副反応の一つであるアナフィラキシーショック。
発症は通常接種してから30分以内と言われているため、接種会場で30分間様子を見て帰宅することが促されています。
ワクチン接種後は走るなどの過度の運動はせず、安静に過ごしましょう。
また、比較的よく見られる副反応である通常1～2日以内に起こるとされる発熱は「市販の解熱解毒剤」で対処可能。*
ベトナムで手に入るものとしては、”パラセタモール（：アセトアミノフェン）”は副反応が起きにくいとされていておすすめ。もしくは”ロキソプロフェン”も効き目があるようです。*
「薬」はもちろんのこと、体温計、冷えピタ、飲み物などは、ワクチン接種前に薬局で購入し自宅に用意をしておくと安心ですね。
*大使館のオンライン説明会(2021年8月19日)での医務官の方のお話より引用
【翌日以降のアプリの確認も忘れずに】
接種前にダウンロードした”健康電子手帳アプリ”は接種後も消さないでしばらくスマホに入れておく必要があります。
このアプリで、接種日の翌日には「１回目接種完了」、「２回目接種完了」の画面を確認することができます。
現時点でワクチン証明書の代わりにもなるものですので、チェックも必ずしておきましょう！
さいごに
今回はワクチン接種に関する簡単な心構えや、接種会場現地で役立つこと、について実際にダナンで摂取が終わった方からお話を聞いて記事にしました。
システムや流れは変わる恐れもあります。現時点の情報ということでご理解頂き、臨機応変に対応をお願いいたします。
中々ワクチン接種による情報がなく、先の見えぬ不安もあるでしょう。
もしも不安なことがある場合はダナンの日本人在住者の方に思い切ってコンタクトを取ってみるなど、ベトナム人の方以外からも細かな情報をゲットすると少し安心できるかもしれません。
難しい時期ですが、在住者で手を取り合い、この時期を乗り切りましょう。
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Danangdeビジネス
アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。
