シンチャオ皆さんこんにちは、ダナン在住のミーです。

今回は2021年9月10日から13日にベトナム上陸した台風、豪雨について、写真付きでご紹介します。

毎年来るダナンの台風！

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ダナンを含むベトナム中部には毎年台風の時期があります。

近年の場合、9月～11月に台風が上陸する傾向にあり、雨季の前もしくは雨季期間中に台風が来ます。

2月、３月～の乾季時期に入ってしまえば台風は接近しません。雨季とは対照的に毎日日差しが強い時期になるの特徴があります。

近年の中で中部に甚大な被害を与えた最も大きな台風で常に名前が挙がるのは、2006年の台風６号(日本：15号)シャンセン。

その被災者は約130万人、死者・行方不明者は71人、倒壊家屋19,736戸、損壊家屋273,744戸と大きな被害を受けました。

これは一部であり、他にも台風被害の例は多くあります。

ベトナムは地震や火山噴火、雪害などの自然災害の心配はありませんが、台風被害による多くの問題と毎年戦っています。

参考：外務省「ベトナムにおける台風災害に対する緊急援助について」

2021年は9月にやってきた大型台風

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2021年9月12日の写真：友人提供

去年の2020年には10月末にやってきた大型台風9号(モラーブ)。

今年も10月かな～と思っていたのですが、9月上旬にフィリピン近海で発生した台風13号ジョリーな(越：台風5号コンソン)により、10日～13日まで台風と熱帯低気圧の影響を受けました。

現時点では、ダナンで一部道路の浸水、クアンナム省で地崩れなどの被害が見られています。

コントゥム省やフエ省では死者も見られており、クアンガイ省、クアンチ省、ダクラク省と同様に農作物の損傷、屋根が吹き飛ばされるなどの被害が多く見られました。

ダナンだけを見ると昨年ほど影響はなく、一部の地域で避難が行われましたが、死傷者の情報はありません。

参考：Bão số 5 gây sạt lở nhiều tuyến đường giao thông ở Quảng Nam

台風で見られるいくつかの被害

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台風による被害は様々ですが、道が川のようになる、床下浸水、川の氾濫、ビーチの砂が持ってかれ削れる、木がなぎ倒される、看板が落ちる、配線が切れて停電する、雨漏りする、などと様々でその時々により影響は異なります。

ただ、もともと台風は来る地域ですので、対応は迅速です。

それほ度大きくない台風であれば、ビーチの砂がごっそり削れてしまったなど大規模な自然環境に関すること以外は、通常数日～１週間以内には元通りなります。

事前準備としては以下のようなことが行われることが多いです。

【床下浸水対策】

１階にある家電用品を浮かせる、もしくは移動させる。

写真：ホイアンでは床下浸水被害が多いので写真左のように高く物をおく(2020)

【暴風対策】

窓ガラスにテープを張る、扉などを金属の棒などで固定する。飛ばされそうなものは固定するか屋内に入れる。歩道の木の枝の剪定。海岸沿いを土俵で補強。

写真：テープや鉄格子を使って扉を守る傾向がある(2020)

【停電対策】

元々自家発電がある建物に住んでおく。ライトやキャンドルを用意する。調理不要な食べ物を用意しておく。レストランの場合冷蔵庫の食材がダメにならないようにバックアップを取っておく。スマホやパソコンの充電をしておく。

写真：電線が切れることで広範囲にわたって停電になることも多い(2020)

【雨漏り対策】

タオルやバケツを用意しておく。

写真：高層マンションでもベランダから水が入ってくることもしばしば

※そのほか、あまりにも被害が大きいと予想できる場合は事前避難が呼びかけられることもあります。

さいごに

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現在ベトナムでは各地で厳しいコロナまん延防止策が講じられており、食料品を手に入れるのもままならないという地域も多くあります。

ただでさえ厳しい時期。

どうか今年の大型台風が今回のみで終わることを祈ります。