ベトナム・ダナンの治安情報|気をつけるべきこと&安全に過ごすコツ

 

 

ランタン揺らめく黄色の外壁が美しいホイアンをはじめ、古代チャム人の王国の遺跡の1つであるミーソン遺跡、ベトナム最後の王朝フエ等、数多くの世界遺産を一度に堪能できるベトナム・ダナン。

 

ベトナムは比較的治安のよい国と知られていますが、すりやぼったくりなどいくつか注意が必要です。

 

特に大都市では犯罪率が高い傾向にありますが、今回はダナンの治安の話を中心に安全に旅をする方法をご紹介します。

 

 

 

ベトナムの治安事情


ベトナムはアジアでもTOPクラスに世界中から観光客が集まる国です。

中でも一人でも旅しやすいと人気で、女性の一人旅でも度々取り上げられる治安のよい国というイメージも多いかと思います。

 

実際に、2022年6月現在の外務省の海外安全ホームページの危険情報を見てみても色がついておらず「特になし」に指定されています。

世界163ヵ国平和度指数ランキング2022を見てみても、1位アイスランド、10位日本、ベトナムは前年より6位浮上して44位。隣国のラオスは51位、カンボジアは62位、タイは103位であるように、平和指数がかなり高いことが示されています。

 

実際に住んでみても、基本的にどの都市も犯罪率は低く、街を歩いていても、危険な目に出くわす可能性は低いと感じる人がほとんど。

 

中規模都市のビーチリゾートダナンは割と平和で、直接個人と対面する場所で人のものを盗る人はめったにいないように感じます。
ただし、大都市であるホーチミン・ハノイは特に注意が必要!外国人が多い所や街中での被害はよく聞くので注意が必要です。

 

どちらにせよ、常に警戒心はある程度必要で、貴重品を肌身離さず持ち、気にしておくことで被害にあうケースは大幅に減らせます。

ベトナムではどのようなトラブルが考えられるか事前に調べておき未然にトラブルを防ぎましょう。

 

 

 

ベトナム・ダナンで考えられるトラブル・犯罪行為


 

①置き引き・ひったくり・窃盗

ダナンの場合は、飛行機の機内の上にある荷物から盗まれた、家に泥棒が入った、お手伝いさんに盗まれた、バイクの中に入れて置いたら盗まれた、置きっぱなしにしていたら無くなっていた、席を立った隙に置いてあった荷物を取られた等を聞きます。

 

ホーチミンのようにひったくりはあまり多いイメージはありませんが、道路側に荷物を持たない、多額の現金を持ち歩かない、荷物から目を離さない、などの最低限の対策は行いましょう。

洋服やバッグも一目見て観光客と分かるものや、高級ブランドバッグや財布は持ってこないのが得策です。

 

ダナンで気を付けた方がいい場所:

人通りが多い・極端に少ない場所/夕方以降のホイアン旧市街/夜のドラゴンブリッジ/スパ・マッサージ店/飲食店等

 

 

②ぼったくり

観光都市ダナンでは、観光客用の値段を用意しているお店や、外国人だから高くてもいいだろうとぼったくりを行う悪い人も一定数います。

特にタクシーでのぼったくりは悪質であることから、Grabを利用する、初めにレートをきちんと確認することが求められます。

タクシーのレートが停まっているのにどんどん上がっていく等、不信な点があればその場ですぐに降りるのが得策。

 

市場でのぼったくりはご愛敬なので、どうしても欲しいものがあれば、自分が買ってもいいなと思える値段まで値下げ交渉をコミュニケーションの一環と思って行ってみてくださいね。

 

ダナンで気を付けた方がいい場所:
 観光客が頻繁に訪れる場所/タクシー/ハン市場/コン市場周辺/ローカルのお店/等

 

 

③交通事故

ベトナムの交通ルールは日本と異なり、右側通行です。

また、バイクの交通量が多く、ルールも適当なので、青信号だとしても、右や左からバイクが飛び出してくるなんてことも秒単位で起きているほど日常茶飯事。

 

ダナンはホーチミンやハノイに比べ交通量は少ないものの、大型バスやシクロ、電動カーが多く、観光シーズンは大渋滞することもあります。

車も路上駐車が多いことから前方不注意等でひかれないように注意しましょう。

 

ダナンで気を付けた方がいい場所:

街中全般:道路/歩道等

 

 

④ドラッグ(大麻・覚せい剤)

ベトナムではすべての薬物は認められていません。

ただし特に大麻はベトナムでは比較的手に入れやすいドラッグとして知られています。

またドラッグではないものの「笑気ガス風船:バルーン」も違法*です。

通常であれば出会う機会はないと思いますが、大麻・LSD・覚せい剤やその他薬物もベトナムでは問題になっていますので注意はしておきましょう。

 

ダナンでは、通常普通に観光している分にはドラッグに出会うことはありませんが、場所によってはカフェやバーで白昼堂々やってる人を見かけたり、一歩裏に入ればどこでも大麻またバルーン等はあります。

治安がいいからと浮かれ過ぎに注意し、決して手を出さないようにしてください。

 

ダナンで気を付けた方がいい場所:

夜の繁華街全般:バー・クラブ等

*大丈夫と思われがちなバルーンも実はグレーゾーン。バルーンに含まれるN2Oガスは通常工業系や医療分野で使用を許可されており、それ以外の販売は禁止とされています。

 

 

⑤風俗・売春
ベトナムでは、カラオケ・マーサージ店・ホテル・ガールズバー・SNSなどでの風俗・売春活動は珍しいことではありません。

ダナンも観光地ですのでこのような多数健在しています。ただこれらはすべて違法で犯罪行為です。

 

なぜ普通に運営できている場所があるかについては言及しませんが、取り締まりや摘発は全国的にみると毎月見てもいいと言っていいほど頻繁に行われています。

捕まった場合は、動画や写真をネットで拡散されたり、実名の特定・報道されることも考えられます。最悪パスポートの没収も考えられますし、罰金で済むだろうと安易に考えず軽率な行動は慎みましょう。

 

ダナンで気を付けた方がいい場所:
風俗店や繁華街:VIPマッサージ 、風俗のカラオケ店、ガールズバー等

 

 

 

 

 

安全対策は万全にしよう


浮かれている隙をついて、トラブルに巻き込まれることが大半。
反対に、気を引き締めていれば、特にベトナムの場合はリスクは下げられます。

 

特に飲酒時やレジャー活動時に気が緩むことが多いと思います。

リスクを最小限にできるように、知らない場所では最低限の現金やカード、持ち物でコンパクトに行動するのがベストです。
不要なものは持ち歩かず、必要な貴重品は肌身離さず持ち歩くようにしましょう!

 

 

│海外旅行保険の加入も検討も大切

短期の旅行だからと言って侮るなかれ!
知っていれば損をしなくて済む仕組みを利用しましょう。
 

 

▶クレジットカードの付帯保険
日本で発行されるほとんどのクレジットカードには付帯保険として海外旅行保険サービスある場合が多いです。このサービスは旅券やツアー代金を出国前に支払することで適応されることが多いことから、多くの方が利用されているのではないでしょうか。


まずはお持ちのカードが海外旅行保険が付帯しているか、利用条件や補償内容・金額・期間などを確認しておきましょう。短期間のご旅行ではこれで十分な場合もあります。

 

▶保険会社の保険
最近外界旅行保険はネットで見積もりや比較が可能。
損保ジャパンの「Off」、東京海上日動の「MARINE PASSPORT」、三井住友海上の「@とらべる」、ジェイアイ傷害火災の「t@bihoたびほ」など様々な会社がサービスを提供しています。
 

例えば一週間一人のアジア旅行の場合特別高額な保証金額にしない限り平均2000~3000円程度で加入可能。この場合、保険の種類にもよりますが治療費用は1000万~2000万円、荷物が窃盗や破損した場合は10万円がマックスで保証。

ロストラゲッジでも上限10万円などが保証されます。さらに24時間日本語対応がある等手厚い保証があります。

 

 

│万が一トラブルに巻き込まれたら?

▶事故の場合

ベトナムではあまり救急車はポピュラーではありません。

自分でタクシーを呼んで病院や、重症の場合救急に行くのをおすすめします。

またハノイ・ホーチミンは日本語対応の病院がありますが、ダナンはないと考えた方がいいです。一応ファミリー病院とビンメックには日本語が話せるスタッフがいますが、予約し確認する必要がありますし、医療設備はいいとは言えません。

 

▶物を置き忘れ、落とした場合

とにかく最後に持っていた場所まで戻り、どこで失くしたかの場所を特定しましょう。

レジデンス・ホテル・レストランなど場所によっては防犯カメラを確認してくれることもありますので諦めないで探しましょう。

ものにもよりますが、パスポートや携帯の場合は落とし物としてFacebookに投稿されているケースもあるので、そちらもチェックしてみてください。

※パスポートが出てこない場合はすぐに日本大使館・領事館にご相談ください。

 

▶盗難にあった場合

どうしても見つからない場合で保険の補償を受けたい人は警察署へ行きましょう。

ただし、保険に必要な「盗難届」を警察が発行してくれないことがあるのがベトナムの厄介なところ。*

そもそもベトナム人通訳を連れて行かないと相手にしてもらえなかったりと短期の旅行者の方には少しハードルが高めです。

奥の手として、気持ち数千円渡すことで受理してくれるケースがあるとかないとか…笑

*犯人を見つけるまで捜査するケースは少なく犯罪率が上がるだけであることをネックに思っているらしいです。

 

 

│ベトナム・ダナンの緊急時の連絡先・電話番号

 

▶緊急連絡先

警察:113

消防・救急車:114

緊急時以外の救急車:115 

ダナン観光省のホットライン(英語):002363550111

 

 

▶日本大使館・領事館

在ベトナム日本国大使館(ハノイ)

ホームページ:https://www.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

住所:27 Lieu Giai, Ba Dinh, Hanoi, Vietnam

電話: +84-24-3846-3000

営業時間:8:30~17:15(休日:土・日)

 

ホーチミン日本総領事館(ホーチミン)

ホームページ:https://www.hcmcgj.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_vi/index.html

住所:261 Điện Biên Phủ, Quận 3, Hồ Chí Minh, Vietnam

電話: +84-28-3933-3510

営業時間:8:30~17:15(休日:土・日)

 

ダナンの日本総領事館(ダナン)

ホームページ:https://www.danang.vn.emb-japan.go.jp/itprtop_vi/index.html

住所:LUXURY BUILDING(4・5F), A17- 18-19, Đường 2/9, Bình Thuận, Hải Châu,Đà Nẵng, Vietnam

電話: +84-(0)236-3555-535

営業時間:8:30~17:15(休日:土・日)

 

 

 

ベトナム・ダナンの治安まとめ


ベトナムは比較的安全な観光都市とされていますが、犯罪やトラブルにに巻き込まれないように注意することは旅のエチケットです。

 

せっかくの海外旅行を楽しく終えられるよう、事前に安全対策を行うように気を付けましょう。

 

本記事で紹介した情報を活用して、安全で楽しいベトナム・ダナン旅行になることを願っています。

 

※渡航前に日本外務省の海外安全ホームページ「ベトナム安全対策基本データ」より最新情報をご確認いただくことをおすすめいたします。

 

 

 

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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。

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