日本からベトナムへEMSで荷物を送る前に知っておきたいコト
日本からベトナムへ荷物をEMSで送ることって在住者の方なら一回はあるのではないでしょうか?
でもベトナムのEMSについて良い噂よりも「関税が高い」ということを聞いてマイナスイメージをお持ちの方も多いと思います。
今回はベトナムEMS関連で絶対に知っておきたいことや、在住者の間で言われている噂レベルのコトまで、ご紹介していきます。
EMS(Express Mail Service))は、日本郵政が125ヵ国にサービスを展開している国際郵便サービスの一種です。
EMSは航空便なので、船便より早く、比較的安価に送れることが利点として知られています。
荷物の包装サイズはベトナムの場合、1つの荷物の大きさは30㎏(長さ1.5m、長さと横周の合計3m)、重さは30㎏、までに定められています。(2022年時点の郵便局の情報)
ベトナムへは保冷EMSでない限り普通荷物が全地域に発送が可能です。
実際にEMSで日本からベトナムへの送料は、重量によって変わってきます。
軽いものを送る際には非常に便利な配送方法と言えるでしょう。
重量 金額 500g以下 1,900円 1kg以下 3,150円 3kg以下 5,750円 5kg以下 8,150円 10kg以下 13,350円 20kg以下 23,350円 30kg以下 33,350円
関税とは主に「国内産業の保護」のために定めされているものです。
そのため、商用目的はもちろん個人使用目的でベトナムに送られてくるものにも関税がかかります。
ただし、一つの荷物の中身が5000円以下だと関税不可という風にベトナムの法律で定められていることから内容物が5000円未満であればかかりません。
参考:ベトナムの送達条件108ページ(https://www.post.japanpost.jp/int/download/condition-asia.pdf)
日本から個人への物品を海外送る場合、「税関告知書CN22/CN23」と「インボイス」の2つの書類が必要です。
※業務用物品を送る場合はまた別ですのでご注意ください。
税関告知書は内容品等を申告するためのもので、通常EMSラベル(:送り状)に2枚複写式でくっついています。
そのため、2枚必要とありますが別途記載する必要はなく、1つのEMSラベルに普通に記載すれば大丈夫です。
郵便局ホームページのスクリーンショット:「国際郵便ご利用方法EMSラベルの記入方法」
記載する内容は、内容物の名前(英語)、個数、重量、価格などです。
※物品が6つ以上の場合は補助用紙を郵便局で入手しましょう。
インボイスには税関告知書とほとんど同じ内容を記載しますが、インボイスとは税関告知書に申告した内容が正しいことを証明する書類のことであり、税関告知書とは全くの別物です。
用紙は自宅で用意しておく必要があり、フォーマットは郵便局のホームページからダウンロードすることが可能です。
郵便局ホームページ:「国際郵便ダウンロードインボイスフォーマットのダウンロード」
記載する内容は、依頼主、お届け先、内容物の詳細、署名、インボイス作成日など細かく記載する必要があります。
インボイスを記載したら、郵便局でもらえる「インボイス納入袋(無料)」に入れて、箱の外に貼り付けましょう。
参考:郵便局「EMSの発送に必要な書類」
EMSに限らずベトナムの郵便局を通る配達物は、基本的に「トラブルなく届いたら超ラッキー!」ぐらいに考えておきましょう。
特に普通郵便で出す「手紙」や「はがき」に関しては本当に届きません。(そもそもはがき文化はベトナムにはない)
EMSに関しては、追跡システムがあるので荷物の紛失はあまり聞きませんが、スムーズに行くことはほとんどありません。
安心して届けたい荷物がある場合は、DHL、FedEx、日系の運送会社、民間の運送業者、代行業者の方が安全である場合もありますので、荷物を送る方は事前リサーチを必ず行いましょう。
・関税がとにかく高い
「足元みてるな~」というぐらいとにかく関税が高いことで有名なベトナム。
関税職員の当たりはずれの運もあるかも!?と言われています。(そんなことでいいのかベトナム!笑)
・ものが紛失することもある
一つひとつのものを確認するケースでは、職員が中身を確認し、それぞれに関税額を決めていきます。
その過程で失くすのか盗られてしまうしまうのか定かではありませんが、紛失してる、なぜか一つの物品の一部がない!ということもまれに聞きます…。
幸いにも、EMS自体が全部紛失してしまったという話は聞かないので、それはご安心ください。
・配達に来ない
「いなかった」「電話したのに出なかった」と言われるケースもあります。
電話するときに配達員が電話番号を間違えてたり、住所が分からないから諦めていたり、めんどくさいから行ったことにしといたり、等いろんなケースが考えられます。
特に外国人の名前にしてしまっているとこのケースになりがちなので、注意してください。
また、通常は配達に来るのですが、自分で地域の配達センターに直接行かないといけない場合になるケースもあるので、荷物が今どこにあるか常に確認しましょう。
\利用者さんに聞いた/
・電話番号を絶対に記入する
EMSに限った話ではないですが、手紙を含む郵送物にはすべて電話番号を記入しましょう。
ベトナムには郵便受けがないのが一般的(大きなレジデンスはある場合が多い)。「今から届けに行きます」「今着きました」という風に配達員が届人へ電話を通してやり取りして荷物を届けるため、電話番号がない場合は届けてくれないと思った方がいいでしょう。個人もしくは会社の電話番号・会社のベトナム人の方・大家さんなどの電話番号をあらかじめ聞いておき記入しましょう。
・使用済みのものや高級品は送らない
中古の物品はベトナムで規制されているため、送ることはできても非常に高い関税をかけられます。
自分で使うものでも新品であることが分かる洋服や製品を送る必要があります。
また貴重品や高級なものも、紛失や高額課税のリスクを考えると送らない方がよいでしょう。
・Total5000円以下だと関税が不可
一応中身の商品金額が5000円以下の場合は関税はかからないことになっています。
品数も多すぎないほうがよく、もしも5000円以上になる場合は2つに分けて送るのもアリかも。
参考:luatminhkhue「Quyết định số 78/2010/QĐ-TTG của Thủ tướng Chính phủ : Về mức giá trị hàng hóa nhập khẩu gửi qua dịch vụ chuyển phát nhanh được miễn thuế」
・すべての商品名は「詳細に記す」べし!
税関告知書とインボイスには英語で詳細に商品名を記載する必要があります。
例えば化粧品一つでも「Cosmetic」ではなく「Eyeshadows」や「Eyeliners」と詳細に記載しましょう。
・一つ一つの物品に「Personal use」と記入するべし!
税関告知書とインボイスには、商業目的でない限り友達へのプレゼントなどであっても関税対策に一つの物品ごと「(Personal use)」と記載するようにしましょう。
・ベトナム人宛ての名前の方が関税が安い⁉
同じものを2つ日本人の名前とベトナム人に送って実際に検証していないので確かではありませんが、これも関税対策によく言われることの1つです。
名前は知り合いや同僚、大家さんの名前を使用しベトナム人の名前と住所にしておくことがオススメ。
さらに噂レベルですが、ホーチミンとハノイならホーチミン着の方が関税が安い、とも言われたりしています。
日本からベトナムへ国際郵便で送ることが出来ない品目もいくつかあります。
荷物を送る際には、輸送、輸出入に関する規制を、日本郵政の「ベトナム(既製品)」から事前に確認しましょう。
特に、注意が必要なものは、以下の通りです。
禁止物品
・貴重品(加工有無に関わらず白金・金・銀/紙幣や硬貨/宝石類など)
・中古の物品(中古の衣類(贈物を除く)、毛布、蚊帳、靴、サンダル、電気製品など)
・たばこ(紙巻たばこ、葉巻き)
・はちみつ等(酢、砂糖きびの糖みつ、砂糖水、はちみつ)
・野菜(乾燥したにんにく、生の又は乾燥した野菜も含む)
・缶詰
条件付き許容物品
・絵画、書籍、新聞、映画フィルム、写真フィルムなどは規制あり
・落花生は100gを超えてはいけない
・茶は500gを超えてはいけない
今回はベトナムへ荷物を送る際に知っておきたいことをご紹介してきました。
ベトナムに荷物を送る際は是非参考にしてみてくださいね。
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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。