世界遺産のミーソン遺跡の行き方・見どころ徹底解説


シンチャオ!皆さんこんにちは

ベトナム・ダナンから行ける3つの世界遺産のうちの一つである、「ミーソン遺跡」。


1999年にユネスコの世界文化遺産に登録されたミーソン遺跡はは、ベトナム中南部にあった昔の王朝時代に建てられたヒンドゥー教の神様を祭るための神聖な場所だったことで知られています。


今回は、ダナン・ホイアンから1時間程度の山々に囲まれた場所にある「ミーソン遺跡」についてご紹介します。




[もくじ]

古代チャム族が築いた王国の遺跡「ミーソン遺跡」を見に行こう!
フランス人により発掘、戦争で破壊されるも現在も残る貴重な遺産
ミーソン遺跡への行き方・チケット料金
ミーソン遺跡への持ち物<熱中症に注意>
ミーソン遺跡の概要&見どころ
 グループB、C、D
 グループA
 グループG
 グループE
 グループF
 グループH
 グループN・K
知っておきたいモチーフ・リリーフ
現在も修復・研究が行われている謎多きミーソン遺跡
ダンスショーのタイムスケジュールも要確認
”遺跡内の展示室”と”チャム彫刻博物館”も必見
さいごに:ミーソン遺跡観光のポイント!




古代チャム族が築いた王国の遺跡「ミーソン遺跡」を見に行こう!



ミーソン遺跡(聖域):Thánh địa Mỹ Sơn は、2世紀末頃~15世紀頃まで栄えたチャム族の国家であり、チャンパ王国の遺跡の中で唯一世界遺産登録されている遺跡です。

特に4世紀頃には、現在のホイアンがあるクアンナム省からダナン周辺にある、トゥボン川流域を中心にチャム族の都市が築かれました。

トゥボン川流域には「政治的な都」チャキウ。現在のホイアン辺りには「経済の中心となる都市」。流域上流にあるミーソン遺跡は「宗教の中心の場所」として栄えたと考えられています。




「宗教の中心の場所」として知られるようになるミーソン遺跡の始まりは、4世紀のBhadravarman王がヒンドゥー教の神を祭るために建築したのが始まりであるとされており、その後チャンパの歴代の王たちが次々と作り、大きくなっていきました。

現在は、7世紀後半から13世紀後半までの遺跡が残っており、来場者は自由にミーソン遺跡の中に入り、時には触れたりしながら直接見ることができます。




現在も残るチャンパ大国の6つのチャンパ遺跡

青:ミーソン遺跡群 / 緑:クアンナム遺跡群(ミーソンは除くクアンナムエリア)/ 橙:ビンディン遺跡群 / 赤:ポー・ナガル遺跡群 /紫:衰亡期の遺跡群、/ 茶:ポー・ ハイ遺跡群

※黒線:チャンパ大国が支配していたと言われる地域。適当な線ですのでイメージとしてご覧ください。




フランス人により発掘、戦争で破壊されるも現在も残る貴重な遺産




「ミーソン遺跡」は、ベトナムがフランスに統治されていた時代である1885年に、フランス人により発見。

その後すぐにHenri Parmentierを中心としたフランス人の探検家らによって研究・保存活動が進み、ダナンにあるチャム博物館もその時に建設されました。


残念なことにミーソン遺跡は、ベトナム戦争でのアメリカ軍との戦闘で1969年頃破壊されていますが、その文化的価値が認められてことにより、1999年にUNESCOに世界遺産登録されました。


現在は、数か国より支援や物理的援助を受け、修復・保護・観光推進事業が続けられています。

ミーソン遺跡を発掘したアンリパルマンティエ


特に「ミーソン遺跡」は4世紀から13世紀までの間の王が宗教建設を行っていたとされる遺跡。

現在は、7、8世紀から13世紀後半に建てられた物を見ることができます。


今回はミーソン遺跡の見どころをポイントを押さえてご紹介していきたいと思います。



ミーソン遺跡への行き方・チケット料金


ダナンやホイアンから車で約1時間強。

遺跡群は、ホイアンの南西約40キロ、ダナン市より南東に43キロ、それぞれ車で1時間程度の、緑が生い茂る山々に囲まれた場所に位置しています。

個人での訪問ならタクシーでのアクセスが一般的ですが、現地ツアーに参加して訪れるのが楽。

英語ガイドの種類は豊富で、ホテルからもツアー手配を行ってくれるところも多いので、検討してみましょう。

ホイアン・ダナン発で4時間コースで600.000VND~800.000VND(約3000円~4000円)程度が相場となっています。




ミーソン遺跡への持ち物<熱中症に注意>


ミーソン遺跡は野ざらしの遺跡群で、木が生い茂っている場所もほとんどありません。

熱中症対策は必須。必ず暑さ&日焼け対策を行うようにしましょう。

あまり荷物が重いと疲れてしまうので、あくまでコンパクトに動きやすい恰好がおすすめです!

【持ち物リスト】

□現金、クレジットカード、身分証明書
□スマートフォン
□カメラ

□充電器、モバイルバッテリー

□バスタオル、ハンドタオル、テッシュ
□酔い止め
□虫よけスプレー
□日焼け止め、サングラス

□日よけグッズ(防止、上着、晴雨兼用傘など)
□履きなれた靴

※ミーソン入口には飲み物を売っている売店はありますが、周辺にカフェや薬局などは一切ないのできちんと必要なものは持って行きましょう






ミーソン遺跡の概要&見どころ



■ミーソン遺跡群は入口から遺跡エリアまでカートで移動

駐車場に隣接するチケット売り場でチケットを購入後、5分ほど歩くとカート乗り場に到着。

そこからしばらく緑に囲まれた道をカートで揺られながらメインの遺跡エリア前で下ろされます。




■チャム王国時代の6つの建築スタイルを余すとこなくみよう

チャンパの王様がそれぞれ神殿を建築したと言われており、最盛期には70以上のモニュメントからなったと言われるチャム遺跡。


ミーソン遺跡では、約7、8世紀から13、14世紀までに作られた、6つのタイプの建築スタイルを確認することができます。


6つの様式は、8-9世紀の「古代様式(Ancient style)」、9-10世紀「ホアライ様式(Hoa Lai)」、同じく9-10世紀の「ドンズン様式(Dong Duong)」、10-11世紀の「ミーソン様式(My Son)」、11-12世紀の「ポーナガル様式(Po Nagar)」、12-14世紀の「ビンディン様式(Binh Dinh)」と名付けられています。

【グループの詳細】

写真のルートのようにグループKから周り「K→N→EF→G→A→BCD→H」と行ってもいいですし、反対にグループHからも周ることができます。


特に「BCD」と「A」は、重要なエリアになっており、注意深くじっくりとご覧頂きたい場所になっています。


以下では、各グループの写真を交えながらご紹介していきます。


 


●グループB、C、D

:10-11世紀(ほぼミーソン様式)

ミーソン遺跡の中で最も大きなグループであり、最も保存状態が良い遺跡群です。

ほとんどがミーソン様式ですが、C7(ホアライ様式)、B4(ドンズン様式)、B1(ビンディン様式)が混じっています。


最も主要なのが、Cの寺院で、ここに現在がチャム博物館に展示されているシヴァ神を祭っていたと考えられます。

Dは、巡礼者のためにお供え物を準備するために使用されていた建物だったとされています。

塔の中は、展示室になっている場所もあり、見どころは非常に多いエリアとなっています。







●グループA

:9-11世紀(ホアライ・ドンズン・ミーソン様式)

ベトナム戦争で破壊されてしまいましたが、東南アジアの最高傑作と呼ばれる10世紀に作成されたとされる、寺院A1があった重要なエリア。



典型的な巨大なレンガ造りの建物で、およそ28mほどの高さあったとされており

このようなものが建っていたのではないかという寺院はおよそ28mほどの高さだったとされており、パルマンティエの復元図を元に石膏製で復元模型をチャム博物館でご覧いただけます。





●グループG

:12ー14世紀(ビンディン様式) 

遺跡は12世紀半ば、ジャヤハリヴァルマン1世によって建設されたものとされたエリアで、5つの建物で構成されていたと考えられています。

中央にあるG1に分類される階段付きの建物は修復されたものであり、カーラやガジャシンハなどのレリーフも見ることができます。




●グループE

:8ー12世紀(古代様式・ミーソン様式・ポーナガル様式)

4世紀までの複雑な年代測定で最も古いミーソン最古の祠堂。

E1は古代様式、E7はミーソン様式、E4はポーナガール様式と同じエリアにいくつもの年代に創られたとされる建造物が建っています。
1969年の空爆によりそのほとんどが損傷。現在残っているE7は当時本の貯蔵庫として使用されていたと言われています。





●グループF

:8世紀-9世紀(古代様式)



Eと同じく、ミーソン最古の祠堂F1が残るエリア。

グループFには以前、F1、F2、F3がありましたが、爆撃により崩壊したことにより、F1、F2のみ現在確認することができます。特に中央にある本堂F1は、現在は今にも崩れそうなほど劣化しています。




●グループH

:12-14世紀(ビンディン様式)

この神殿のほとんどは戦争によって破壊されており、残っているのは本堂H1の壁のみ。13世紀後半の建築的特徴があると確認されており、ミーソン遺跡の中では終盤に作成された建造物となっています。




●グループN・K

:12-14世紀(ビンディン様式)

NとKの建造物は、グループHと同じように、ミーソン遺跡の中では終盤に作成されたものと考えられていますが、残念ながらほとんど残っていません。



※このセクションの内容はミーソン遺跡の各遺跡のパネルと、チャム博物館で記載されているパネルを参考に記載しています。



知っておきたいモチーフ・リリーフ



ミーソン遺跡並びにチャム彫刻博物館に展示されている彫刻類は、世界三大宗教の1つである「ヒンドゥー教」を祀ったものであるることから、「インド神話」を予習しておくと更に楽しむことができます。

ただ、ミーソン遺跡はまだ謎も多く、顔のない像や破損してしまったレリーフも多いのも事実。解明されていないことも多いのも事実です。



●リンガとヨニ


特に、男性生殖器をかたどる「リンガ」と女性器を象徴する「ヨニ」はヒンズー教における子孫繁栄のモチーフであり、重要なシンボルとして知られています。

特に「リンガ」は、ヒンドゥー教の3大神の一人であるシヴァ神の象徴としてもしられていることから象徴化され信仰されている場合が多くあります。

ベトナムでは、「リンガ」と「ヨニ」はそれぞれ別の像として飾られている場合と、一体化している2つのパーターンを見ることができます。

いたるところにこれを、モチーフにしているところを見ることができます。


●カーラ

カーラ:KalaはKirtimukhaとも呼ばれる東南アジアのヒンドゥー寺院建築によく登場するモチーフの1つです。

口が大きく開き、目や眉は吊り上がり全体的に怖い印象を持たせる魔物で、身体はない顔だけの像。

すべてを飲み込むという意味合いを持っています。


現在も修復・研究が行われている謎多きミーソン遺跡



ミーソン遺跡は、現在も修復や研究が行われており、長年作業が中断したままで散乱としている場所もいくつか見られます。

長きにわたりそのままにされているものは、コケや草が生えており、早く修復と保存活動が進むことを願うばかりですが、ラピュタのような世界観を感じることができる場所でもあります。


ダンスショーのタイムスケジュールも要確認




ミーソン遺跡内では、毎日チャム伝統のダンスショーが行われており、ミーソン遺跡の一つのハイライトとして知られています。


約20分ほどの短いショーですので是非見逃さないように見るルートを考えておきましょう。

写真:ベトナム人カメラマンより提供

【ダンススケジュール(毎日)】※2022年6月確認情報


1回目 9:15~
2回目 10:45~
3回目 14:00~
4回目 15:30~





”遺跡内の展示室”と”チャム彫刻博物館”も必見


チャム遺跡の銅像や彫刻などの遺物は、ミーソン遺跡のゲート入って右横にある展示室と、ダナン市内のチャム博物館、またいくつかはハノイとホーチミンの歴史博物館に収蔵展示されています。

日本政府が協力して建設したミーソン遺跡内の展示室


中でも、ダナン市内のチャム博物館には、ベトナム国内で一番チャム王国時代の遺物を保管している施設です。元々ミーソン遺跡にあった多くの銅像などが移動されていることから、合わせてご覧いただかないと感動は半分以下!と言っても過言ではありません。


ミーソン遺跡と合わせてご覧になることをおすすめいたします。

さいごに:ミーソン遺跡観光のポイント!


さていかがだったでしょうか。

本記事ではミーソン遺跡へ観光する際に知っておきたい情報をご紹介してきました。


ダナン・ホイアンへ訪れた際は是非ミーソン遺跡まで足を運んでみてくださいね。




【ミーソン遺跡観光のポイント】

●ダナン・ホイアンからのツアーは600.000VND~800.000VND(約3000円~4000円)程度

●乾季は昼間の時間は暑すぎるので避けたほうがベター

●暑さ・熱中症対策を忘れずに!

●カート乗り場にカートがいなくても営業時間内は絶対来てくれるので待とう!

●ダナンチャム博物館もセットで行くべし!

ミーソン遺跡/Thánh địa Mỹ Sơn

営業時間:6時00分~17時00分
住所:Đường vào Mỹ Sơn, Thánh địa Mỹ Sơn, Duy Xuyên, Quảng Nam,Vietnam
入場料金:大人130,000VND(2021年末時点)
公式HP:https://disanvanhoamyson.vn/
所用時間:2時間~3時間
ベストシーズン:3月~5月(乾季の中頃から終わりまでの6月~9月までは暑くなるので注意が必要。


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