コロナで一変したダナンのビフォーアフターを写真で見る




新型コロナウイルスへの感染がベトナムで初めて確認されたのは2020年1月下旬。


それから3月下旬には外国人の入国が禁止され、一般の旅行者は現在に至るまで入国は認められていません。

月日は流れ、すでにこの状況が1年半をすぎました。


今回はコロナがまん延したことによりダナンはどうなっているのか、

「規制アリ」と「規制ナシ」のビフォーアフターの写真を見ながらご紹介していきたいと思います。





ダナンは2021年8月より完全に市民は外出禁止


ダナンでは2021年8月16日~23日まですべての人が絶対外出禁止になる“ai ở đâu ở đó(誰がどこにいる)”という政策が施行されています。

これにより外出はごく一部の人のみ認められており、一般市民は買い物などの買い出しにために外出することも例外なく認められていません。

ダナン市人民委員会はこの様子をドローンで撮影し、動画を公開しており2021年8月現在の状況を見ることができます。




ビフォーアフターで比べるダナンの現在


今回は、観光客の方も良く行くであろう「観光エリア」と「生活エリア」に分けて、合計19枚の写真をご紹介いたします。

※写真撮影の時期は全てバラバラとなっています。あらかじめご了承下さい。



観光エリア

ピンクの大聖堂

ピンクの大聖堂は、ダナン市内の人気の観光地として知られています。

この道にはハン市場やお土産店、カフェも立ち並ぶエリアで、観光客の方がいらっしゃる時には賑わいを見せていました。


ハン市場

観光市場としてよく知られているハン市場は、川沿いエリアには生鮮食品を販売するなど地元民も利用している市場です。

また市内中央のエリアなので、観光者がいない場合であっても、通常であれば通行料も多く人通りがあります。

ただ、外出禁止令が発令されると上記の写真のようにシーンとなってしまいます。


ハン市場場内

上記でご紹介したハン市場の中の特に衣類を販売している2階エリアはシャッターが閉まっている状況です。

コロナの規制が強まり、ほとんどすべてのサービス業が停止になってからというもの観光客がいないのも相まって、ガラーンとさみしい風景になっています。


ミーケビーチ沿いのホテル群

ミーケビーチ沿いのホテルは観光客向けに建てられたものなので、現在は人は入っておらず壊滅的な状況が見て分かります。

これら二つの写真は上が2020年9月、下が少し国内旅行が復活していた同年7月の写真なので、2021年になってからはさらにライトは落ちている状況です。


ミーケビーチ前のお店

ミーケビーチ前のVõ Nguyên Giáp通りとNguyễn Văn Thoại通りの交差点のエリアの2021年と2019年の写真です。

コロナ前はここにお土産屋さんと海鮮店が入っており、観光客で溢れかえっていました。ただコロナがまん延してからというもの、休業が長く続き、取り壊しして新たに海鮮店が入ったりもしましたが2021年7月にベトナムのコロナ4波になりまた工事が行われておりコロナ後から一切営業はできていません。


ダナン市内のレストラン

人気のレストラン・カフェもご覧のように解体。

このように豪快にお店が解体される様子もここ1年で多く見られるようになってきました。

移転している場合もありますが、ダナンではカフェ・レストランの営業停止が長く続いており、かなり厳しい状況と言えるでしょう。


ダナン市内の人気のカフェ

ダナン市内、市庁舎の近くにある老舗のローカル人気店。

毎日毎日、広い店内に所狭しとお客さんが座り、コーヒーを飲んでいるのが通常の姿。

ベトナムのコロナまん延防止策は、何段階かあるものの、カフェやレストランの営業停止が下されると、お店を絶対に閉めなければならないので、活気があったころの姿は見る影もない状況です。


ホイアンのナイトマーケット

ホイアンでよく見るランタンの写真が撮れる、ホイアンのナイトマーケット。

コロナがまん延してからしばらくは同じ場所で行っていましたが、ここ一年はすっかり場所を旧市街にある市場の横と、通常ナイトマーケットがあった入口の川沿い前に移動して営業を行っている様子が見られました。

なのでランタン屋さんが営業している様子はここ数か月みられていません。


ホイアン旧市街(一本隣の道)

旧市街には、通常カフェやレストラン、お土産店が軒を連ねており、歩いているだけで楽しいエリアでした。

コロナになってからというもの体感で80%近くのお店が店を閉めている様子で、お客様もダナンが陸路や空路を止めるとホイアンへ来れないので打撃は相当なものと言えるでしょう。




生活エリア

BIGCスーパー前(別アングル)

コロナ前であればこのエリアは夕方になると屋台がたくさん出て、多くの地元民がゆう時から深夜まで食事を楽しむ場所でした。

写真はどちらも2021年の写真で賑わっている様子はありませんが、通常時から6月の写真のように常に交通量の多いエリアです。2021年の8月には強い規制が敷かれたこともあり、検問がひかれ、必要書類を持っていないと通れないようになりました。


ミニスーパー

この写真はどちらも自由に買い物ができた時の写真です。

ただし上の写真のようにコロナまん延防止策としてミニスーパーでは店内にお客さんを入れずに、店先で商品を伝えて購入するというシステムで密を避けるシステムを取り入れているお店が増えました。

下の写真は自由に中でお買い物ができたときのものです。

2021年8月現在、ダナンでは全市民に買い物も行くことが許されず家にいなければならない処置が下されているため、お店は開いていません。ただし写真のように以前よりお店も工夫しながらコロナ対策を行っていました。


ミニスーパーの冷蔵庫

ダナンの外国人御用達の「moon milk」のお肉売り場は、外出禁止令が発令されることが巷で話が広がると、すぐに売り切れになります。

ベトナムの場合、いつ完全に家から出れなるか分からない厳しい政策のため、このように買いだめによる商品品薄や、スーパーは溢れるほどの大行列になるなんてことも珍しくありません。


バクミーアン市場(別アングル)

ダナンでは一時期、スーパーへの買い物は自由だが、市場への買い物は政府が発行する「買い物券」がないと入場できないという方針がありました。

ただ、市場内は券がないと入場できないものの、市場の周りのお店は数は限られますが普通に買い物ができたので、詰めの甘さを感じる人も多かったと思います。


ローカルのナイトマーケット

Chợ đêm Lê Duẩnはダナン市内にある衣服を販売するローカル夜市です。

毎日毎日夕方から23時ごろまで衣類を販売し、お客さんで溢れかえっていましたが、コロナまん延防止策で禁止されてから、完全に電気がつかず様子が一変しています。


グエンバンリンド通り

ダナン空港からミーケビーチまで行く道の1つで、最も交通量が多い道の一つです。

夕方には大学生のバイクや、子供の塾の送り迎えのバイク、仕事終わりの会社員、これから仕事をしに行く人などがこの道を通ります。

特に2021年8月になってからはこの道に2つほど検問が敷かれており自由に移動はできなくなってしまい人どおりは激減しました。


レーユン通り

別名洋服ストリートの異名を持つレーユン通りは、洋服店のほかに、人気のチェーのお店やファーストフード店が立ち並び、近くには学校もあります。

そのため朝と夕方は交通量が多い市内中心の道の一つです。

コロナになってからは全てのお店が営業停止になってしまったので、ゴーストタウンのような静けさでした。


ミーケビーチ前の通り

旅行者だけではなく、地元民も大好きなミーケビーチ。

その前を通るVõ Nguyên Giáp通りは普段は、ランニングする人や海へ向かう人が、涼しい時間帯である朝夕に多く見られます。

ミーケビーチとVõ Nguyên Giáp通りの間にある広間はお祭りや音楽・運動系イベント会場になることも多く、催し物が開催される日はいつも以上に人が集まります。

コロナの影響で、ビーチにはスズランテープが張り巡らされており、このエリアに入ることは禁止されています。



ダナン市内の公園(別アングル)

2021年8月にはこのエリアは封鎖。公園で遊ぶことは2020年より長く禁止されていました。

ベトナムの規制では、一番初めに、公園や海などの公共の場所に入ることが禁止されるため、外を自由に歩いて散歩をしたり、公園にある運動器具を使用できるようになるのはまだまだ先の様になりそうです。


ドラゴンブリッジ

さいごにご紹介するのは、ダナンのシンボルであるドラゴンブリッジ。

ダナン市内の空港側の市内と海側のエリアをつなぐ橋で、生活に欠かせない橋として利用されています。

この橋も、2021年8月に行われた政策により「通行書」がなければ渡れなくなるなど、市内は自由に移動することが認められない事態へとなりました。

その後8月16日からは全市民外出禁止となったので、このようなバリケードはありませんが、自由に橋を渡れる日はまだ先になりそうです。





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特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。

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