ベトナムで使われているストロー８選と最近のECO事情
現在ダナン生活7ヶ月、訪れたカフェの数は60ヵ所以上のダナン在住のミーがECOの観点も含め、８種類ストローとカフェについてご紹介します。
ダナンで使用されているストローの種類は、日本でも王道のプラスチックストローをはじめとし、ステンレス、たけ、紙、ガラス、こめ、サトウキビ、大麦、等半永久的に使えるストローから、自然素材でできたもの、リサイクルされてできたもの、など多様なストローに出会うことができます。
長期在住者だけではなくダナンに訪れた旅行者の方も、「あれ？このストロー何でできてるの？」とふと驚く瞬間が絶対あるはず！
それほど、ダナンで見かけるストローの種類は多様で、中でもプラスチックストローを使用していると「かっこよくない・最新じゃない」というような雰囲気すら感じます。
今回は、ダナンで出会える８種類のストロー達をご紹介いたします。
プラスチック ストロー
特徴：
現在世界でもっともポピュラーとなっているプラスチックストロー。
軽く、曲げても落としても引っ張っても壊れない耐久性のある素材。使い捨てで洗う手間は省けるのが特徴です。
導入しているお店：
店舗数は多いのでこちらではご紹介は控えさせていただきます。
ステンレスストロー
特徴：
口当たりがよく、冷たいドリンクを冷えたまま口に運ぶことができる優れもの。
透明ではないため洗う際にきちんと洗えているのか目視で細部まで確認できないのが難点。
硬く、柔軟性はないものの、半永久的に使用することが可能です。
導入しているダナンのお店
紙ストロー
特徴：
紙ストローの耐久性によって異なりますが多くのものが飲んでいるうちにふにゃふにゃになってしまうのが難点。
太さによっては飲み物自体の冷たさもダイレクトには伝わりません。
紙はどのような紙を使用しているかで異なりますが、元々森林伐採によってできるため環境に配慮を目的としている場合は、ECOと言い切れないイメージも持ってしまいます。
導入しているダナンのお店：
ダナンでリゾートを満喫するならHyatt Regency Danang！女子旅にも！
バンブーストロー
特徴：
ダナンでも大変多くのお店で使用されているバンブーストロー。
ステンレスと同じく透明ではないため洗う際にきちんと洗えているのか目視で細部まで確認できないのが難点。また竹なので洗うことと、乾かすことをしっかり行わないとカビが生えることもあるので取り扱いが難しいですが、きちんとした取り扱いをしていれば半年間は持つのだとか。
太さは様々で、口新は滑らか、ダナンでは刻印をしてくれる業者があり、見た目の涼しさと刻印サービスがウケています。
導入しているお店：
ダナンのコワーキングスペース&カフェカフェBougainvillea coffee stand
ダナン市内の大人おしゃれバーBar LIBRE （バーリブレ）
ガラスのストロー
特徴：
洗う際にきちんと洗えているのか目視で細部まで確認でき、なおかつ見た目も美しい。
口当たりも滑らかで飲みやすいのも嬉しいポイント。
取り扱いに注意すれば半永久的に使用可能ですが、ガラスなので割れてしまう心配があります。
導入しているお店：
Roots Plant-based Cafe
お米からできたストロー
特徴：
ものによっては食材のくずを使用し緑やピンクに着色しているお米ストローもあり、食べられる使い捨てストローとして注目を浴びています。
耐久性がなく、甘噛みでもパキパキ、と割れてしまうため小さなお子様や高齢者の方には向いていないのが難点。
口当たりはサラサラとザラザラの間で、ストローに厚みがあるため飲み物の冷たさがダイレクトに伝わりにくいです。
太さは細い物しか見たことがないですがサイズが太い物が出ればさらに需要がありそう。
導入しているお店：
さとうきび繊維のストロー
特徴：
サトウキビを原料にしたストローで植物由来の生成分解性プラスチックであることが魅力。
曲げてもおれない、軽い、ふにゃふにゃになったりもしません。紙のような舌触りで、ドリンクの冷たさは感じません。
ベトナムではサトウキビを丸かじりしたり、サトウキビジュースを特に暑い乾季の時期に日常的に摂取します。
その為サトウキビを原料としたストローと聞くと身近な素材を使用しているなと感じます。
導入しているお店：
Gong cha（海側の店舗）
大麦ストロー
特徴：
耐久性がなく折り曲げてしまうと穴が開くため使えなくなってしまう。
通常のプラスチックストローに比べ細い感じがし、一気にたくさんの飲み物を吸い込むことはできないのが難点。
しかし見た目が涼しいのと口当たりも良いため不快感は特になく、見た目もおしゃれなストローです。
導入しているお店：
特別な時間を過ごせるハイセンスなアジアンレストランSadec 6 inダナン
My箸ならぬMyストローを販売されているダナン
ダナンではお土産屋さんや、カフェの一部で、ECOストロー（竹・ステンレス・ガラス）を完売しているお店が増えてきました。
ストローだけではなく、ストローを洗う専用ブラシもついていてセットで約250円前後で購入することができます。
しょっちゅう見かけるようになったのでご紹介する店舗は一部になりますがご了承下さい。
ダナンで購入できるお店：
Roots Plant-based Cafe （竹製、ステンレス製、ガラス製）
ALLUVIA CHOCOLATE （竹製）
Healthy Farm （ステンレス製）
日本よりもプラスチックストロー廃止は進んでいる？！
海洋生物や鳥類が食料と間違えてプラスチックストローやビニール袋を飲み込んでしまう動画が世界で話題となり、数年前からプラスチックの消費の仕方の見直しが顕著に表れるようになったストロー問題。
最近の日本では、2020年にスターバックスジャパンがプラスチックストローから紙ストローへ切り替えると話題になりました。
他にもプラスチックで包装するのをやめるお菓子メーカーも出てきましたね。
ダナンでは2019年12月現在すでに多くのローカルのお店から大きなチェーン店がプラスチックストローではないものを利用しています。
ホテル単位での取り組みも行われているため、生活している中で全体的にもプラスチックストロー自体は減っているように感じます。
しかし、道端、海辺を歩けばそこにはストローもたくさん落ちています。
その多くはスーパーの飲みきりサイズの牛乳に付いたストローや、カフェのテイクアウトのストローです。
たかがストロー、されどストローで、ダナンの人口120万人が一日一つのコーヒーをテイクアウトした場合一日120万本、一年間にすると4億3千8百万本です。
プラスチックストローを使用しているお店が悪い、使っている人が悪いというわけではありません。
しかし、ただのストロー１本で私たちの地球に、生活につけが回ってくる恐ろしさも事実です。
世界はプラスチック廃止に向けての動きは着実に進んできていると感じます。
ベトナムの深刻なゴミ問題
また、大きな問題として、ダナンはストローだけでは片付けられないゴミ問題を抱えています。
日本も例外ではありませんが、それよりも深刻であることを実際に住み始めてみるとすぐに気付くことになります。
ベトナムは分別は一切なしでペットボトルも瓶も、カンも、燃えるゴミも、燃えないゴミも、段ボールでさえ全て一緒に捨てます。
さらにゴミも365日24時間いつ出しても構わない！と言わんばかりにゴミに関して全くルールがないのです。
街中に青いペンギンのゴミ箱も設置されていますが道端にはごみが大量に落ちています。
日本のように国のごみ焼却場やリサイクル施設は一部の地域であるようですがポピュラーではありません。
日本では当たり前ですが、分別する習慣がなかったり、技術はもちろん莫大なお金と維持費がかかるためにゴミ焼却処理施設がない国も特に東南アジア近郊では多くあります。
ダナンはごみ処理場にゴミをそのままの状態でどんどん積み重ねている状態で、ゴミを捨てる空き地もなくなってきており課題となっています。
ダナンの８種のストローたち
いかがだったでしょうか。
今回はベトナム中部の街、ダナンで出会える様々なストローのご紹介をいたしました。
これをきっかけにこのカフェ行ってみたい、ストローってこんなに種類があるんだ、発見になれば嬉しいです。
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20代女子２人組が女子旅気分で体験取材をして掲載しています。
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アジア・ASEANにおいて特に経済発展が著しいベトナム。
特に中部のダナンは、人口約96万人のベトナム第三の都市とも呼ばれる港湾都市。
首都のハノイと南部のホーチミンから片道1時間強とアクセスが良く、日本の各都市からも直行便が飛んでいます。ダナン市内もコンパクトで、国際空港から中心地まではタクシーで約10分、ビーチまでは約20分の距離。
リゾート地としても知られるダナンは、主要国首脳会議が開かれるほど治安も良く、IT系や工場系を主とする国際的な企業からもビジネスの拠点として選ばれています。
